日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

雨が強く降らない限りは施肥作業を…

こんばんは。

今日は雨が降りやすい天気予報が出ていましたが、まさにその通りの一日となりました。朝には青空が広がった時間帯もあったため、少しは天気がもってくれるかと思いましたが9時ごろには短時間ながらも霧雨が…。その後は雨が止みましたが、午後2時過ぎくらいからはしっかりと濡れるくらいの霧雨が夕方まで降り続くこととなりました。

そんな本日は芽出し肥の施用を始めたところです。この時期に行いたい作業であるため怪しい天気であったとしても進めていきます。

 

しかし雨は袋に入った状態の肥料にとっては大敵。軽トラに積んだ肥料が濡れてしまわないように防水シートを持って来つつの作業実施です。ただ午後からの霧雨は作業を行う自分自身の体が濡れてしまうほどの雨だったので、今日の外作業は早めに切り上げることになりました。

※施した後の肥料が濡れる分には問題ありませんが、施す前の袋に入った状態の肥料が濡れてしまうと「ほぼ使えなくなってしまう」と言っていいほどの状態になってしまうため雨が当たる状況下では作業出来ないのです。

 

なお「芽出し肥」というと芽を強制的に出させるような印象を持ってしまいますがそうではありません。もちろん新芽の生育への効果が大きいですが、個人的には一番茶収穫後の生育を支えることを目的に少量ですが施すようにしています。

お茶という作物は本来であれば光合成を行う体の一部分を奪ってしまう作物です。さらに奪ってそれで終わりではなく、その後も長期間にわたって育て続ける必要があります。そのため、ほかの作物と比べても収穫を行うことによる作物自体への負担が大きいと思っています。

過剰な肥料をあげることはだめですが、頂いた分は最低限お返しすること、収穫による負担を少しでも減らすことが出来るような手入れを心掛けて行いたいと思っているところです。