日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

雨前なのでチャノキの焼却を実施

こんばんは。

今日は朝から曇り空、風も穏やかで夜からは雨が降り出す予報となっていました。天候がチャノキを燃やすのにちょうどよい感じであったため、今日は一日その作業を実施することにしました。

 

昨年の冬頃に伐根作業により抜いたチャノキ。そのままの状態で乾燥させていたので、水分は程よく抜けた状態となっています。そのため問題なく燃やせてしまいます。

焼却処分というと大掛かりな感じがしますが、実際は焚火から小さめのキャンプファイヤー程度のものです。安全面には最大限注意して行う必要があるため、火を大きくするのはNGですし風が強い日などに行うのも禁物ですね。

小雨の降っている時か雨が予報されている時に行うのも、火種が完全に消えるのを狙ってのことになります。

なお機械を利用して粉砕し畑に戻す方法もありますが、機械を用意する必要があるため潤沢な資金が無いとなかなか厳しいです。また、一度だけ粉砕する形でもやったことがあるのですが(その時は伐根する前に地上部を粉砕するやり方でしたが)植え付けたチャノキの生育があまり良くなかったり、土が大きなダマになってしまうような事も発生したので、個人的にはあまり行いたくないですね。

 

ただし、焼却する場合でも注意すべき点はあります。

焼却時に出来る灰や炭をそのままにしておくとその部分はアルカリ性が強くなりチャノキの生育も低下します。そのため、灰や炭はその場所のみに残すのでは無く畑全体に撒き土の酸度が偏らないように注意するのです。炭などは肥料というか土壌改良剤的な一面もあるので悪い物でも無いと思っています。

 

今日は畑の半分程度のチャノキを片付けることが出来たかと思います。

残りはあと半分少々、一日から一日半程度の作業量となるでしょう。ただし、今日のように風が穏やかであり雨が数時間後に予報されているか小雨の日に行いたいので、天気予報を見つつ再び実施する日を見極めたいと思います。