日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

手摘みをした畑ではややバラつきあり

こんばんは。

6月は今日で3日目。昨日はお昼前後を中心に雨が降り、本日は雨は降らなかったものの午前中を中心にどんよりとした空模様となりました。夕方からは青空がしっかりと広がり日差しが届きましたが、今後の天気予報を見ると一時的なものなのかなと思ってしまいます。

ただ、曇りや雨の日が決して悪い訳でもありません。極端な大雨になる梅雨は問題ですが、それと同じくらい空梅雨も嫌ですし実際様々な問題が発生すると思われるため、雨や曇りの日もそれなりに必要です。あくまでも極端な天候になるのは勘弁してほしいものですね。

 

機械刈りと手摘みで違いあり

深刈り作業は機械が重く、刈り落とし位置が低いことや刈り落とした枝葉が積もっていることによる歩きにくさもあり、かなり労力を消費する作業になります。年間に行う管理作業の中では、個人的に最も大変な作業であると思っているほどです。

そのため、こまめな休息を取りつつゆっくり作業を進めています。ほかに行うべき作業も少なくなりましたし、二番茶芽の生育を待つ段階でもあるためそこまで急ぐ必要がない…という事もありますね。

残り2~3日ほどかけてチャノキの形を整えていきたいと思っています。

 

その一方で、ナラシをした畑(二番茶を収穫する予定の畑)ではジワリジワリと芽が大きくなってきています!一番茶の収穫が起点となり二番茶芽の生育が始まるので畑による生育の差が大きく全ての畑に当てはまるわけでは無いのですが「芽が育ってきている」と実感できるような状態になってきた畑も増えてきましたね。

二番茶芽の生育は一番茶の収穫が起点となると言いましたが、収穫時期だけでなく収穫方法によっても多少違いが生まれます。

 

上の写真は一番茶を手摘みで収穫した部分になります。

手摘みなので収穫時期は早いです。収穫時期が早いため二番茶芽の生育も周辺の畑と比較すると早く進んでいるのですが、芽の大きさを中心とした生育にばらつきが生まれています。芽数も若干少ないかもしれないですね。

 

これは収穫方法による違いでしょう。

機械(ハサミ)での収穫であれば、一番茶の収穫時にある程度均一な厚みで葉っぱを残すことが出来ます。そのため、二番茶の芽もそろって伸びてきますし、適度に葉を残すことが出来るため芽の数も多くなりやすいです。

 

対して手摘みだと残す葉っぱの厚みにばらつきが生まれます。小さい芽だとほどんど葉や茎を残すことなく摘み取ったりもしてしまうので、一番茶収穫時に残した部分に大きなばらつきが生まれることになります。

そのバラつきの高さ自体は一番茶後にチャノキの表面を整えるナラシ作業により改善できますが、二番茶芽の生育にはある程度影響し大きさに多少の違いが生まれたり数が少なくなったりするのです。

 

今後、芽が育っていく中である程度解消されるバラつきなのですが、二番茶の生育は人の手による