こんばんは。
沖縄地方では梅雨入りしたという事で雨の季節が近付いてきていますね。東海地方はもう少し先の事にはなると思いますが、川根町上河内地区でも最近は雲が多めな空模様が続いており、今日は一日を通して薄く雲がかかっているような状態でした。
適度に日差しを遮ってくれているので外作業は行いやすいかと思いますが、カラッとした晴れではなく湿度が高めなのは若干不快感のある暑さをもたらしますね。
またチャノキの管理を進める上でも今後の天気、特に降雨の状況や湿度には注意をしているところです。というのも、ある程度気温が上がってきている季節で湿度が高かったり雨が多かったりすると病気が発生しやすくなります。
植物が感染する病気はカビ、細菌、ウイルスを由来としますが、その大半がカビ由来であるため、高湿度でカビが生えやすい時期=病気が発生しやすい時期となるのです。これはチャノキも例外ではなく、さらにチャノキの場合新しく伸びた芽そして開いた葉っぱに病気が発生することが多いので、生育状態的にも季節的にも病気が発生しやすいと言えますね。
今年は昨年や一昨年と比べるとやや雨が多く雲も多めなように感じるため、チャノキの様子をしっかりと確認するなど注意していきたいと思います。
ナラシ作業開始
一番茶後の管理作業を進めているこの頃ですが、二番茶の収穫を行う上で最も重要となるナラシ作業が始まりました。
二番茶の芽自体は一番茶の収穫が起点となり生育が始まるのですが、そのままでは収穫は行えません。というのも、一番茶の収穫後も刈り残した葉っぱが大きくなることがありますし、収穫時には刃にかからなかった小さな芽が大きくなってきている事もあります。
そうなるとチャノキの表面は乱れた状態となってしまいますね。
この状態では二番茶の収穫時に古い葉っぱが混入してしまいますし病気などもやや発生しやすくなるため(前年の病原菌が付着していた場合、まず一番茶時に残した葉っぱに病気が出てくる)二番茶の収穫のためにも防除のためにも欠かせない作業となるのです。
また仮に二番茶を収穫しないとしてもナラシはした方がその後の生育が良い傾向にあるでしょう。前述の病気の防除効果もありますし、ナラシをすることにより芽の生育がある程度そろいます。芽の生育にばらつきが生まれるとその影響が続いてしまい、最終的に一番茶の芽数などにも影響してくるため地味に重要な作業となるのです。
なお、ナラシ作業自体は両親が行っている所であり、私はまだ肥料まきと浅耕をしています。明日には浅耕まで終了させることが出来ると思いますが、その後は「もち病」の防除を行う予定でいるのでもうしばらく作業を分担したこの状態が続きそうです。