日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

手刈りでコツコツ草刈り中

こんばんは。

昨日そして一昨日は夕方ごろににわか雨がありましたが、本日は雨が降ることなく夜を迎えました。ただ日中の雲の量は昨日と一昨日と比較して今日の方が多かったですし、今にも雨が降り出しそうな空模様になりつつも降らずに終わってしまいましたね。

そのためか最高気温は手元の温度計で31℃とここ数日間で比べると少し低めですが、湿度が高かったため体感的にはかなり蒸し暑さを感じました。やはり湿度が高いと疲労感が全然違いますね。そろそろ秋のカラッとした晴れ間が戻ってきて欲しいものです。

 

手刈りで草刈りの日々

現在進めているのは茶畑周辺の草場の草刈りですが、シカなどの食害によりススキがほとんど伸びてきていない状態となっています。その代わりワラビなどの比較的柔らかい植物が繁茂しているため、草刈り機では無く持ち手の長い鎌を使用し手作業で草刈りを実施しているところです。

 

ススキだと鎌で刈るのは少し大変なのですが、逆にワラビなどの植物を草刈り機で刈ろうとするとチップソーにワラビが絡まって取り除く手間が増えたり刈りながら草を寄せる行動が取りにくく、これらが地味にストレスになってしまいます。

柔らかい植物であれば鎌でも簡単に刈ることが出来ますし、力加減を少し変えれば草を寄せ集めるような動きも可能となるため、体力的には少し大変でもストレスはかなり低減できます。そのため、ワラビなど柔らかい植物が繁茂している場合は鎌を使用するようにしているのです。

刈る前はこのような状態ですが作業が進むとすっきりとした見た目になっていきます。

そして作業をしていて改めてワラビが本当に増えてしまったことを実感しました。特にワラビが繁茂している所ではほかの植物の姿が見られなくなってしまっており、植物の多様性が失われつつあるように思います。

 

ワラビが決して悪いわけでは無いのですが、今までの環境からだいぶ変わってしまったことで今後影響が出てこないか少し心配になります。