日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

濃い霧の朝

少し遅れ気味だと思っていた彼岸花

しかし、今日の時点でかなり蕾が出てきているのを見つける事が出来ました(^^)/

 

しばらく前は何もなかった場所のはずですが一気に彼岸花が出てきましたね。遅れ気味だと思っていたのですが、ある時期になると彼岸花が一気に出てくるのだと改めて実感した1日です。

 

そんな今日の上河内地区は非常に濃い霧に包まれました。

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草刈りを行うために茶畑へ向かいましたが50m先もはっきり見えないほど…。

 

ちなみに午前8時。すでに十分明るくなっている時間なのですが正直暗いですね(^^;)

 

午前9時近くまでこの状態で、その後は一気に霧が晴れ明るくなりました。

春から初夏そして秋は濃い霧が発生しやすい時期になりますが、ここまで濃い霧が9時頃まで発生するのは少し珍しいです。

 

幻想的な景色ではありますが少しの不気味さもあり、霧に包まれた独特の雰囲気の中草刈りを行った9月13日でした。

4番茶芽の生育はゆっくり

今日は久しぶりに1日を通して曇り空となりました。

時々弱い雨が降る事もあり、気温以上に蒸し暑さも感じましたね。晴れと雨が交互にやって来る秋雨の時期というよりも、天気が長期間崩れる事がある梅雨の時期のような印象を受けます。

 

もともと天気が崩れやすい季節だとは思いますが、ここまで天気が崩れたままなのは珍しい事ではないかと思います。

 

四番茶芽の生育は非常にゆっくり

現在の茶畑は夏の間に伸びた三番茶芽が完全に成熟し、徐々に四番茶芽が育ち始めています。

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しかし、今年の四番茶芽の生育は非常にゆっくりです!

これには今年の天候(気温が低め)が影響しているのかな…と思っています。

 

個人的な印象としては今年の夏は「それほど暑くない」と感じました。8月上旬頃を中心に猛暑日となった事もありましたが、昨年と比較するとそれほど暑くない感じがします。

 

特に8月中旬頃は雨の日が続き気温も低めでした。平年と比べてもかなり涼しかったと思います。

 

お茶の生育は気温や降水量に大きく影響されます。

気温が高ければ芽の生育も早く進みますし低ければ遅くなります。一番茶の生育よりも二番茶・三番茶の生育が早いのは気温が高いためです!

 

しかし今年に関しては、もともと気温が高くなる時期に気温が低い状態が続きました。その影響が四番茶芽の生育に出ているのかなと思います。

 

ちなみに雨に関しては程よい状態でしたね。

 

四番茶芽は秋冬番茶として収穫・製造することもありますが、上河内地区では秋冬番茶は行いません。

 

そのため生育が遅くても全く問題ないのですが、秋冬番茶を行う地域でこの頃の長雨や低温の影響が出ないことを願うのみです。

草刈り中の一コマ

昨日の天気は曇り一時雨、午後からは晴れて秋らしい青空が広がりました。

 

そして今日は朝から空を雲が覆っている状態。時々雨がパラつく事もあり、秋らしい青空の日は続かず相変わらず曇りがちな日々となっています。

 

週間天気予報を見ても曇りマークや傘マークが並んでいるため、しばらく晴れの日は続きそうにありません。

この時期は秋の澄んだ青空が広がる事もある心地よい季節なので、曇りの日ばかりが続くと「またか…」なんて気持ちにもなってしまいますね。

 

とは言え、落ち込んでばかりもいられません。

また台風も本州に接近する可能性があるという事で、台風がやって来ても問題ないように準備をしていきたいと思います。

 

草刈り中の一コマ

茶草場の草刈り作業は残り半日程度。

今日は他にやりたいことがあるため、明日半日程度作業をすることで完全に終了させることが出来そうです。

 

草刈り作業をしていると地バチなどに刺される事もありますし、マダニに噛まれることもあります。

草むらでの作業になるため、虫刺されなどのリスクはより高いですね。

 

しかし、今年に関してはどちらの被害も受けていないため非常に嬉しく感じます(^^;)

とげのある植物で僅かに擦り傷を負った程度なので、いつになく快適に作業を行うことが出来たシーズンです。

 

そんな草刈りですが、作業中には多様な昆虫と遭遇します。

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この時期になると初夏の頃には非常に小さかったカマキリも大きく生長していますね。他にもバッタ類やコオロギなどの昆虫もよく目にしますし、草刈りで出てきた小さな虫を狙ってかトンボも集まってきます!

 

スズメバチは怖いですが、可愛らしいハチの姿も。

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ミツバチ、たぶん日本ミツバチになるでしょうか。

服につかまりしばらくウロウロしていましたね(^^♪

 

高い位置で草を刈ることもあるのですが、そこからはいつもと違った目線で茶畑を見る事も出来ます。

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防霜ファンのある高さとほぼ同じになります。

高い場所が苦手なので少し怖さも感じますが、同時に気持ちよさも感じますね(^^)/

 

視野が狭くなってしまうと気付くことが出来ないものも多いので、ゆとりを持ってお茶の木や周辺の手入れをしていきたいものです。

草刈りビフォーアフター2021

日中は汗をしっかりとかくほどの暑さとなりますが、朝晩はしっかりと涼しくなるこの頃。

寝やすくなっただけでなく、明るくなるのも遅くなってきたため、朝早くに起きるのが少しずつ辛くなってきましたね(^^;)

 

とは言え、最近は体をしっかりと動かす作業も多いため、寝付きやすい陽気なのは有難いものです。

 

ちなみに今年ついに暑さ対策として窓枠エアコンを購入。

8月上旬のことで8月中旬頃は雨続きで涼しい事もあり、動かしたのは8日程度しかありませんでした。

 

過ごしやすいのは有難いですが、来年の夏は夏らしい暑さになってくれると嬉しいです。

 

草刈りビフォーアフター

今年も茶草場の草刈りを無事に終了させることが出来そうです。

草刈りを行ったことで茶畑周辺の風景も一変しました。今回は草刈りを行う前と後の様子をまとめて投稿したいと思います。

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刈った草はその場で乾燥。11月中旬以降に茶畑に敷いていく作業を行います。

踏ん張りがきかない場所は手作業で草刈り

久しぶりの青空!!

今日は雲が全くなかったわけではありませんが、1日を通して青空が広がりました(^^♪

 

雲が優勢の空模様が続いていたので、青空がしっかりと見えると嬉しくなりますね。

 

そして晴れた割にはそれほど日射しが強くないような印象も受けました。

雨上がりという事もあり蒸し暑さはあったものの、気温はそれほど上がらず季節は完全に秋になっている事を実感した1日でした。

 

そして今日の草刈り作業で大変な斜面がキツイ場所などは全て終了。

あとは比較的楽に作業を行える場所のみになりました。作業のスケジュールもゆとりがあるので、安全第一でゆっくりと進めて行きたいと思います!

 

鎌にも頼ります

茶草場があるのは基本的に斜面の角度がきつい場所。

それでも大半の場所は草刈り機で作業を行うことが出来るのですが、当然怖さを感じる場所もあります。

 

草刈り機ですと両手が塞がっているため足のみでバランスを取らなければなりませんし、機械を操作することや回転している刃にも注意を向けなければなりません。そのため足元へ向ける注意があまりない瞬間も出てきてしまいます。

 

刈る時と移動する時は動作を別々にする(刈りながら移動しない)などの対策はしているのですが、それでも転びそうになってしまうような場所も0ではありません。

 

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そこでまずは草刈り機で行える場所を刈ってしまいます。不安な場所は刈り残し、作業方法を変えて行うようにするのです。

 

個人的に高い場所が苦手という事もあるため、足場がしっかりと確保できない場所や怖さを感じる場所に関しては鎌の出番!!

手作業にはなりますが移動時には片手を使用できるため、鎌を使用して草刈りを行うようにしています。

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ちなみに今日は二丁差しも一緒に…。

ナタとノコギリが同じ鞘に入っている物になります。

 

鎌では処理できない木なども切るため腰に付けた状態で作業しました。

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草刈り機を使用する場合で斜面を移動する時は、安全のために回転している刃が止まった状態で移動するようにしているため、斜面が急になる場所ほど時間がかかります。

 

なので場所によっては鎌を使用した場合の方が作業効率も良かったりしますね(^^;)

 

滑ってしまえば大怪我をする可能性が高い場所も多いので、とにかく安全第一で作業を進める事が重要。

多少手間と時間がかかったとしても事故を起こさないように作業をするように心がけています。

草刈りビフォーアフター

草刈り作業を始めて今日で5日目。

マダニやヒル対策としてなるべく肌を見せないような恰好で作業を行うこと、斜面での体を動かしての作業となるため、1時間も作業をすると汗で服がびしょびしょに濡れてしまいます。

 

草刈りは斜面で行うため怪我のリスクが高い作業です。

体の疲れや集中力不足は事故に直結するため、長くてもお昼までに作業を終えるなどして体調を整えるようにしています。

 

作業は順調に進んでいるため、あと2日程度で全ての場所で草刈り作業は終える事が出来そうです。

平年よりもゆとりを持って他の作業にも当たることが出来ます。

 

ただし慢心は怪我に繋がるため、集中して作業を進めて行きたいと思います。

 

草刈りビフォーアフター

茶畑に接している部分などは何回か草刈りを行うことがありますが、大部分は年に一回のみ行います。

そしてその作業を行うのは9月中旬までの今の時期です!

 

春から現在まで伸ばしっぱなしにしていたので、ススキなどは1.5m程度まで伸びています。

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中には自重で倒れてしまっている物もあるため、少しの刈りにくさはありますね(^^;)

 

乾燥させた後に集めて畑へ敷いていくため、伸びた草を粉々にすることは出来ません。なるべく株元に刈り刃を当てて、伸びたその姿を保てるような刈り方を心掛けています。

 

こんもりしていて中から野生動物が飛び出てきそうな怖さもありますが、作業を終えるとかなりスッキリ!

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この場所だけで軽トラック3~4台分ほどの草が確保できます。

今年は長雨の影響で一部のススキに病気が発生してしまいましたが、十分な量の草を確保することが出来そうです。

 

ちなみにまだ暖かいので、刈った後のススキの株から再び葉が伸びてきます。

50㎝ほど生長する株もあり、光合成で作られた栄養分は越冬や翌年の芽吹きのために使われることでしょう!

 

また一部のバッタなどは新しく伸びた葉を好んで食べている光景も目にします。

「おくひかり」の畑はテカテカ

こんばんは。

今日の川根町上河内地区ではついに最低気温は16℃まで低下。日中の気温も25℃を超えるくらいで、この時期とは思えない涼しさとなっています。

 

雨は降りませんでしたが、雲が多い空模様で日差しもそれほど届きませんね。

気温や昆虫などからは秋らしさを感じますが、やはり秋らしい澄んだ青空が見たくなります(^^)/

 

現在の茶畑は三番茶芽が成熟し濃い緑色でツヤツヤした葉っぱになっていますがおくひかりという品種の畑は一段と光って見えます。

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見る角度によっては緑色の茶畑ではなく、銀色に見える事もあるほどです。

 

この品種は他の品種に比べて葉の表面のクチクラ層(ワックスの層)が厚いのか、他の品種よりも葉がとてもつやつやしています。

ツヤツヤと言うよりも「テカテカ」と言った方が合っているかもしれませんね。

 

葉も横へ広がるタイプなので、より太陽の光を反射しやすくなっているのでしょう。横から畑を見ると光が反射してくるのか、テカテカ光って見える事も多いです。

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ただし、上から見れば葉っぱはちゃんと緑色をしています。

 

お茶は果樹のように品種ごとの見た目の特徴が明確では無い植物ですが、違いが全くないわけでは無く、それぞれに面白さがある植物なのです。