日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お茶の実を剥いてみたら…

おはようございます。

 

昨日の早朝は天気が崩れていましたが、明るくなるにつれて回復。

気温も久しぶりに20℃を超え、暖かさを感じる一日になりました。

 

そして今朝は曇っていたこともあり冷え込みは比較的穏やかに。

真冬は寒くなりそうなので、活動しやすい内にしっかりと冬を快適に迎える準備を整えたいものです。

 

お茶の実剥いてみました

この前採取してきたお茶の実。

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この部分がそのまま種になる訳ではありません。

この中に1個から3個程度(多い場合は4個)の茶色い姿をした実(種)が入っているのです。

 

少し乾かすと表面が割れ、中から種が顔を出します。

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このように充実した実であれば、中に三個程度入っている物が多いですね。

一個だけの物、二個の物もありますが、三個入った物が一番お茶の実らしさがあります。

 

稀に4個以上入っている事もありますが1~3個が最もよく見かけるでしょう。

 

ちなみに茶畑の地図記号』はこの種の姿が由来とされています。

 

そして茶色い実をさらに解剖してみると…

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このように変化していきます。

 

身近な物に例えるとしたら栗がいいでしょうか…。

 

左から

イガ栗

栗(一般的な見た目)

渋皮状態の栗

渋皮を剥いた栗

このような状態となっています。

 

お茶の木を種から増やす場合は左から二つ目。

茶色い殻が付いた状態の物をまくことで、翌年の初夏以降に芽が伸びてきます(^^)/

 

ちなみにお茶の実からは油を搾ることが出来るのですが、その場合は右側の状態にして搾るようです。

お茶の実を採取

おはようございます。

昨日は一日を通して曇り空。日中でも寒さを感じました。

 

夜からは雨が本降りとなり、久しぶりに土を十分に湿らせてくれましたね。

 

最近はまとまった雨が降ることが無いので、川の水も徐々に減少しています。

土などは湿っている状態ですが、もともと冬は雨が少ない季節になるので適度に雨が降って欲しいものです。

 

お茶の実採取

お茶の種から苗木を育ててみたい!

少しやりたいことがあるので、お茶の種をまくために実を採取しました。

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お茶の実が成熟するのはちょうど今頃の季節。

最初は緑色をしているのですが枯れて茶色くなり、中から茶色いお茶の実(種)が地面に落ちるようになります。

 

お茶の種をまくためには、地面に落ちた実を拾うか枯れ始める前の緑色の実を摘み取ります。

 

乾燥しすぎると芽が出てこない事もあるので、緑色の状態の物を採取し乾燥。中から出てきた実を種としてまくのが良いとされていますね。

 

お茶は自家不和合成の性質を持っています。

そのため種をまいたとしても親と同じお茶の木が育つわけではありません。

 

種ごとに違った特徴を持った樹が育ってくる事が面白いですね!

アレが出来そうな岩と茶畑

おはようございます。

昨日は参議院補欠選挙の投開票日でした。投票は期日前に済ませていましたが、どのような結果になるのか興味深く、当確が出るまで選挙速報を見ていました。

 

市町によっては数百票差のところもありドキドキのひと時でしたね。

投票に行ける状況であれば、ちゃんと一票を投じるようにしたいと改めて思いました。

 

日曜日の衆議院選挙に関してもすでに投票を済ませてあるのですが、どのような結果になるのか注目したいと思います。

 

アレが出来そう?

すでにブームは過ぎ去っていると思いますが、茶畑の近くにある岩でアレが出来そうだと今更ながら気が付きました。

 

その岩がこちら。

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鬼滅の刃のあのシーンですね(^^;)

スパッと割れています。ただし、どのような理由で割れているのか…それは分かりません。

 

地名は「元屋敷」

こちらの畑は昨日投稿したハチの巣が防霜ファンに出来た場所です。

谷底にある茶畑で、この辺りを大きく「奥山:おくやま」と呼んでいます。

 

そしてこの茶畑がある近辺を「嵯峨野:さがの」あるいは「元屋敷:もとやしき」と呼びます!

鬼滅の刃とは一切関係ありません。

 

この呼び方になったのは

「この辺りに初めて住み着いたのではないか」

が理由だとと考えられています。

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整地したであろう痕跡や石垣の後なども見られます。

川沿いに沿って、このような石垣が見られる場所が所々にあるのです。

 

現在ではこの場所より下流に住んでいます。

といっても、住む場所を変えたのは江戸時代後期の話になりますが…。

 

そのためこの場所に住んでいたのはかなり大昔。

最も古い記録では、駿河を今川家が治めていた時代には上河内地区には住んでいたらしいです。

 

この石垣の跡がその時代の物かは分かりませんが、先人たちが今まで築き上げてきた物の上に今の暮らしが成り立っているのは紛れもない事実になります。

感謝の気持ちを持ちつつ、今をしっかりと過ごしていきたいですね。

防霜ファンにハチの巣が!!

おはようございます。

 

川根町上河内地区では昨日に引き続き、気持ちの良い青空が広がっています。11月になると大井川の上流部から紅葉が始まるので、秋の行楽シーズンにも突入していきますね。

 

曇りの日が多いこの頃でしたが、やはり晴れると気持ちが良いものです(^^)/

 

違和感

先日茶畑の見回りをしていたところ、防霜ファンの様子がいつもと違っている事に気が付きました。

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お判りいただけるでしょうか…。

 

ハチの巣誕生

防霜ファンの違和感。その正体はファンの下に作られたハチの巣でした。

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こちらの畑は山の谷間にあります。

よく写真に撮って投稿している畑は山の斜面にあるので比較的風通しが良いです。冬や春先は正直強すぎるくらいですね。

 

そのため、風を受けた防霜ファンが風車のように回ります!

 

しかしこちらの畑は山の谷底。

奥まった場所にありもともと風通しが悪い場所になります。

 

さらに今年は台風による強風が吹きませんでした。

 

そのため、この場所の防霜ファンが風車のように回ることが無かったのでしょう。

 

知らないうちに大きなハチの巣が出来てしました。

 

そのままの状態で…

実はハチの巣が出来た場所にある防霜ファンは今年の春で役目を終えました。ただし、お茶の栽培を止める訳ではありません!

 

まず防霜ファンは霜が降りる時期に稼働させる機械になります。設定した温度を下回ると扇風機のように動き始めますね。

 

そして気温が上がり始めると自動で停止するのですが、こちらの畑は山の谷間にあり朝日が当たり始める時間が遅いです。

また霜が非常に降りやすいです。

 

そのため、お昼近くになっても稼働している事があります。

他の畑より防霜ファンの効果が低く、維持・管理するための費用もかかるので、今年春の稼働で終わりにすることにしたのです。

(引き込み線と制御盤を撤去してもらいました)

 

ただし状況が変わり再度必要になることも考えられるため、数年間はこのままの状態にします。

 

ハチの巣が出来たとしても問題ありませんし、そもそも撤去するのが難しい場所なのでしばらくの間はこのまま放置。

自然にいなくなるのを待つか、撤去するとしても冬になり活動が落ち着くまで待とうと思います。

曇り空が続きましたが

おはようございます。

10月も残り僅かとなり、冬や年末の気配を感じる機会も増え始めましたね。

 

タツ×ミカン×お茶は「これぞ冬」な光景になります。

お茶の管理作業も一段落するので、ゆっくりと過ごせる時間も増やせそうです。

 

ちなみに静岡県では日曜日に参議院の補選があり、さらに月末には衆議院選があるので、先日まとめて期日前投票に行ってきました。

また来年へ向けた会合などが増える時期でもあるので、だらけ過ぎないように気を引き締めて過ごしていきたいと思います。

 

継続して草取りを…

今週は主に草取りを実施。

種が落ちる前に取り除き翌年に伸びて来る草の量を減らすこと、そしてシカなどの動物が食べにやって来ないように、丁寧に草取りを進めているところです。

 

先週までは半袖で活動する事もありましたが、今週は上着無しでは寒すぎますね(^^;)

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曇り空が続いていることで、体感的に寒さを感じていることも影響しているかもしれません。

 

霜が降り始める頃まで継続的に草取りを進めて行きます。

サツマイモの収穫は葉の重要性を再確認する結果に

久しぶりの家庭菜園に関する投稿。

今後は冬越しさせるような野菜の種まきや植え付けが始まりますね。

 

11月上旬頃を目安に「タマネギ」「さやえんどう」「ソラマメ」などの栽培を始める予定です。

 

その一方で秋はイモ類の収穫が行われる時期でもあります(^^)/

 

早速ですが、サツマイモの収穫を行ってみました。

 

葉が重要

今年栽培しているサツマイモは「安納芋」と「鳴門金時」の二種類。

まず安納芋の収穫を行いましたが、どちらもニホンジカカモシカに葉を食べられる被害を受けました。

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サツマイモの葉を食べられるというのは初めての経験で、この状態の畑を見た時は衝撃でしたね。

 

枝豆などを食べられてしまう被害があり地上部ではなく、根っこを食べる野菜なら大丈夫だろう…と思っていましたが、サツマイモの葉っぱも食べてしまうようです(-_-)

ちなみにイノシシは出来たイモを食べてしまいます。

 

葉を食べられてしまったことで、地上部の生育は今まで見たことが無いくらい遅れた状態。

さらに葉が再び生長し始めた時に二度目の食害も受けてしまいました。

 

そのため生育が心配でしたが、収穫自体は行うことが出来ましたね。

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中には立派に育ったイモもあります(^^)/

しかし全体的に小さなものが多いですし、収穫できた個数(量)は平年と比べて圧倒的に少ないです。

 

写真は育てた10株分の収穫量になりますが、3・4倍くらいの収穫量があっても良いように思います。

 

イモはデンプンの塊のような物。

デンプンは光合成を行う事で作られるのですが、そのためには葉っぱでしっかりと光合成が行われる必要があります。

 

当然葉っぱが無くなったり何らかのダメージを受ければ光合成が行えないため、生育に影響が出てしまいますね。

葉っぱの重要性を改めて実感したサツマイモの栽培となりました。

 

そして今回「シカがサツマイモのも葉っぱを食べる」ことを経験。

さらに対策を行わないと作物を育てる事が出来なさそうです。

最低気温は一けた台に

おはようございます。

朝晩の冷え込みに耐えることが出来ず、急遽温風ヒーターを出しましたが、さっそく活躍してくれています。

 

こたつ布団も昨日購入。

冬を迎える準備が徐々に整いつつあります。

 

最低気温が一けた台に

その日の気温を調べ記録するために温度計を同じ場所に設置し続けていますが、これは最低気温と最高気温が記録される物を使用しています。

 

その温度計を見ると最低気温はついに一けた台を示すようになりました(^^;)

冬本番になると氷点下となる日もあるので気温はまだまだ下がりますが、それでも寒さを感じる数字となりましたね。

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すでにコスモスなどの花が咲き終わり、11月頃に見頃を迎える花が目立つようになりました。

植物の面からも季節の移り変わりを感じますね。

 

写真はマリーゴールドですが、今年は花の見頃が少し遅れたような印象を受けます。(11月頃まで咲き続ける長く楽しめる花らしいですが…)

 

今後は一段と気温がさがります。

紅葉も徐々に進んでいくと思いますし、これから1か月程度で一気に雰囲気が変化していくでしょう。