日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

変わり種お茶の木の芽と今年の目標

こんばんは。

今日も暖かいというよりも暑いくらいの一日となった川根町上河内地区です。天気は雲が目立つ状態ではありましたが時々日差しがしっかりと届くこともあり、体感的な暑さはより増しましたね。

さらに、本日は伐根したチャノキの焼却を実施。当然熱が生まれる作業であるため作業内容的にも暑くなりました。

 

ただ、本日の作業により大部分の焼却は終了。今後地拵えをしつつ残ったチャノキの枝や根っこを回収、それらを再び燃やして炭や灰にし畑にまくことで一連の作業が終了となります。

やや傾斜がきつかったりデコボコが大きかったりで、前回作業を行った作業よりも地拵えが大変になるかと思いますが少しずつでも進めていければと思っているところです。

 

変わり種のお茶の木

変わり種のお茶の木を中心とした鉢植えのお茶の木たちも順調に芽を伸ばしてきています。

家の軒先かつ壁際なので寒さの影響はそれほどなく、完全な野外のお茶の木より萌芽やその後の生育が早く進みます。枝替わりの黄色っぽい木はすでに三枚程度葉が開いていますし、ずいぶん初夏らしい姿になってきたように感じますね。

上の写真は枝替わりで黄色っぽい芽が伸びるお茶の木を挿し木で増やした株です。

なかなか挿し木が成功せず、今の所この一株が唯一挿し木に成功した物になります。一時は株の存続も厳しいのではないかと思っていましたが、ここまで大きくなりましたし芽も十分に伸びてきています。

一煎飲むくらいのお茶は収穫して作れそうなので、もう少し育ったら手で摘んで飲んでみようと思っています。そして一部の芽はそのまま育て挿し木に再度挑戦する予定です。

もう一つの変わり種。葉が白っぽく葉脈部分が緑色のこちらの株は、昨年と比べると芽の数は圧倒的に多いですし今の所の伸びも断然良いです。ただし収穫出来るような状態ではまだないので、今年一年は株をより充実させるとともに少し挿し木をやっていきたいですね。

 

やってみたいことが芽の伸びと共に膨らみつつあるこの頃です。

改植予定地の地拵え

こんばんは。

昨日は地区のお茶工場の大掃除を実施。まだ何日から一番茶を始めるかを決めるような段階にはなっていませんが、大掃除を実施するともう間もなく一番茶がやってくるという感覚になります。

 

そしてここ最近は気温が高め。今日は今年初めて手元の温度計で25℃となり夏日の一日になりました。最低気温は10℃を少し超えるくらいで推移しているので、最高気温だけでなく最低気温に関しても高めだと言えますね。

そして今後もしばらくの間、気温が高めで推移する予報が出ています。これだけ気温が高ければ、お茶の芽も順調に生長し日に日に変化していきそうです。

 

改植予定地での作業の日々

昨日はお茶工場の大掃除を行いましたが、今日から再び改植予定地での地拵えを行っています。伐根したチャノキを燃やして処分したり、土に埋まった枝などを掘り起こしたり引っ張り出して処分したり、デコボコを改善するために土の表面を均したり…。

とにかく手作業で畑を整えるための作業を行っています。

こちらは大まかにチャノキの焼却を行った部分。だいぶ畑っぽくなりましたが、細かな枝が落ちていたり表面にデコボコがあったりします。このままではチャノキを植えて年数が経った時にデコボコが解消できないので、表面がなるべく均一になるように均すのです。

ただし、水平にするわけではありません。一見水平に見えるこちらの畑も写真右側へ向けて軽く傾斜が付いています。

デコボコを解消し、同じような角度の傾斜にするのがポイントですね。

 

チャノキの焼却は残り三分の一程度。地拵えは半分少々の面積が残っており、作業を完全に終了するまでにはもう少し時間がかかりそうです。この時期としては気温も高く、暑さに慣れていない状態だとすると熱中症などのリスクもあるので気を付けながら作業を進めていきたいと思います。

桜の季節から若葉の季節へ

こんばんは。

今日は夏日一歩手前まで気温が上がりました。暖かいというよりも暑いくらいの陽気であり、植物の生育も一気に進んだような印象を受けますね。

 

日中暑くても夜気温が下がれば生育がゆっくりになるのですが、最近は夜の冷え込みも穏やかであるため思っている以上に生育が早く進むのではないか思っているこの頃です。

そしてもう一つ。季節の変化を告げると言えば桜ですが本格的に散り始めました。すでに5割程度散ってしまった木もありますね。開花が少し早かった山桜はすでに葉桜へと変化し、やや開花が遅れた「ソメイヨシノ」もだいぶ散ってしまっています。

正直もう少し持ってくれるかと思っていたのですが、先日の風雨のダメージなどがあったのかもしれないですね。

その一方で山の木々の芽がどんどん大きくなり、新緑が美しい光景を目に出来るようになりました。近付いてみると黄緑色の芽があったり、赤っぽかったり茶色っぽかったりして意外とカラフル。新緑というと黄緑色をイメージしますがよく見ると様々な色味があり面白いです。

 

明日はお茶工場の大掃除を予定。一番茶シーズンを迎えるための準備も着実に進んでいます。

鍬の柄の交換

4月も上旬が終わり中旬に突入。桜も散り始めているので桜から新緑の季節へと移り変わっていることを実感しています。次の土日(13日・14日)はまだ何とか桜を楽しめるかと思いますが、さすがにその次の土日までは持たないでしょう。天気も良さそうなので、次の土日は桜シーズン最後の行楽日和となりそうです。

 

鍬の柄を交換

今日は先日に続いて改植を予定している畑の片づけを行う予定でしたが、その際使用する鍬の柄を交換する必要が出てきたため、まずは柄の交換を行いその後畑へ向かう事となりました。まあ、ほかの鍬を利用し柄の交換は今度行う方が効率が良いと思いますが、使い勝手の良いその鍬を使いたかったので交換を優先した形になります。

鍬の柄は木製であることが大半であり、時間の経過とともに朽ちるなどして外れてしまう事があります。頻繁に行う必要のある作業ではありませんが、長く使用していればいつかは柄の交換をする場面が出てきますね。

 

今回は購入してきた樫製の柄を使います。樫は固く頑丈な木であるため、ススキの株を起こすなどの力がよりかかる場面でもしっかり活躍してくれるかと思い樫を選択しました。ただし若干重みが増すこと、購入する場合は値段も少し上がることがデメリットかと思います。

今回の柄も3,000円を超える価格であり、安い鍬であれば新品を買えるほどであるため、鍬そのものを買い替えてしまうのも一つの手でしょう。手間もかかりませんしね。

 

それでも柄の交換をしようと思ったのは鍬に愛着がある事もありますし、柄の材質や長さを変えることが出来るためより自分に合った鍬にすることが出来るというメリットがあるからです。

もう少し柄を削り中へはめ込みたかったですが、ちょっと大変だったので少し余裕を残して…。一切問題なく利用できるのでまあ大丈夫かなと思います。

そして元々の柄よりも少し長い物を付けたので使い勝手はより増しました!

 

この鍬を使って畑の準備をしっかりと進めていきたいと思います。

茶畑は徐々に黄緑色に

こんばんは。

今日は3日ぶりに山の斜面の茶畑の様子を確認しに行きました。というのも月曜日は伐根したチャノキの片付けを行い、昨日火曜日は大雨であったこととほかの用件を済ませていたので少し日が空いてしまったのです。

 

たった数日しか日を空けていませんでしたが、茶畑の様子はずいぶん変わったように思います。お茶の芽は確実に大きくなり、畑によっては黄緑色に見えるようになってきたほどです。

日中の気温はそこまで高くないと思いますが、最低気温に関しては高めで推移しているためお茶の芽も順調に生長していることと思います。

平年であれば萌芽から葉っぱが一枚開くまでに2週間適度の時間がかかる事もあるのですが、今年に関してはその期間を抜けるのが早いですね。昨年と比べると萌芽の時期は遅めでしたし今のところもやや遅くなっていますが、もしこのままの生長スピードで推移すれば、そこまで生育が遅くなることは無いと思います。

今日見た印象ですが、良さそうな芽が伸びてきていることに嬉しくなります。

ただし、まだ遅霜などのリスクも高いので安心できる状態ではありません。収穫前の最も気象災害を受けやすい時期を乗り越えてくれることを願うのみです。

ミツバチの巣箱掃除とはちみつのおこぼれを頂戴しました

こんばんは。

今日は午前中を中心に激しい雨となりました。ちょうど雨が強いタイミングで外出しなければならない用事があったのですが道路は川のように水が流れていましたし、川の水もあっと言う間に増水し濁りが出たほどです。

 

ただ思っていたよりは早くお昼前には雨が上がり日が差し、午後はこの時期らしい青空が広がってくれましたね。まあ、夕方には再度雲が広がり雨が降り出しましたが(^^;)

予報では明日の午前中までは雨が降りやすそうなので、本格的な天気の回復はもう少し先の事になりそうですね。

 

ミツバチの巣箱掃除

悪天候なので外作業は出来なかった午前中。午後は天気が回復しましたが、雨が上がったとしても雨上がり直後は土の水分量が非常に多いため、畑に入るのは少し時間を空けたいところです。

そのため本日はミツバチの巣箱掃除と野鳥の巣箱作成を行うことにしました(今回はミツバチの巣箱掃除メインです)

 

ミツバチが住んでいない巣箱や出て行ってしまい巣が残った状態の巣箱は分蜂シーズン前に掃除をしておく必要があります。あまりにも汚れた状態では入ってくれる可能性が低くなりますし、ミツバチにとって害のある虫を発生しやすくするなどの可能性も高まるでしょう。そのためミツバチが入っていないとしても掃除などの管理をする必要があるのです。

 

なお、今回掃除を行った巣箱は昨年の初秋頃に突然蜂たちの通いが無くなってしまいました。

その原因は断言できませんが、ある時からアリがたくさんやって来てしまっていたのでその影響があるのではないかと思っています。巣箱を掃除するために蓋を開けたところ、小規模ながらアリのコロニーも出来ていましたし…。

 

このような状態になると蜜が残っていることはほぼありません。

掃除をして今年の春以降にミツバチがやって来てくれれば…という思いでいたのですが、巣の上部の方を見ると蜜が入ったままの部屋があったり蓋がしてある部分が!そうであれば蜜の採取が可能です。

巣全体から見れば部分的にしか残っていませんでしたし、採取できるとしてもそれほど量はありません。それでも嬉しいことには変わりありません(^^)/

たっぷりと蜜が溜まった状態の巣はある種の美しささえ感じるほどです。僅かに残った日本ミツバチの百花蜜。おこぼれと言っていいくらいの量ではありますが、数年ぶりに頂戴することが出来ました。

 

ただし蜂たちをしっかり守れなかったのは反省点になります。

桜の季節が終われば群れが分かれる分蜂シーズンが到来。今年も巣箱にやって来てくれるかは分かりませんが、やって来てくれた場合はより適切なお世話をしていければと思っているところです。

雨前なのでチャノキの焼却を実施

こんばんは。

今日は朝から曇り空、風も穏やかで夜からは雨が降り出す予報となっていました。天候がチャノキを燃やすのにちょうどよい感じであったため、今日は一日その作業を実施することにしました。

 

昨年の冬頃に伐根作業により抜いたチャノキ。そのままの状態で乾燥させていたので、水分は程よく抜けた状態となっています。そのため問題なく燃やせてしまいます。

焼却処分というと大掛かりな感じがしますが、実際は焚火から小さめのキャンプファイヤー程度のものです。安全面には最大限注意して行う必要があるため、火を大きくするのはNGですし風が強い日などに行うのも禁物ですね。

小雨の降っている時か雨が予報されている時に行うのも、火種が完全に消えるのを狙ってのことになります。

なお機械を利用して粉砕し畑に戻す方法もありますが、機械を用意する必要があるため潤沢な資金が無いとなかなか厳しいです。また、一度だけ粉砕する形でもやったことがあるのですが(その時は伐根する前に地上部を粉砕するやり方でしたが)植え付けたチャノキの生育があまり良くなかったり、土が大きなダマになってしまうような事も発生したので、個人的にはあまり行いたくないですね。

 

ただし、焼却する場合でも注意すべき点はあります。

焼却時に出来る灰や炭をそのままにしておくとその部分はアルカリ性が強くなりチャノキの生育も低下します。そのため、灰や炭はその場所のみに残すのでは無く畑全体に撒き土の酸度が偏らないように注意するのです。炭などは肥料というか土壌改良剤的な一面もあるので悪い物でも無いと思っています。

 

今日は畑の半分程度のチャノキを片付けることが出来たかと思います。

残りはあと半分少々、一日から一日半程度の作業量となるでしょう。ただし、今日のように風が穏やかであり雨が数時間後に予報されているか小雨の日に行いたいので、天気予報を見つつ再び実施する日を見極めたいと思います。