日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

徐々に広がる濃い緑色

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から良い天気となりました。雲も少しは出ていたのですが、青空の方が広くたっぷりと日差しが届きましたね。そのため今日は久しぶりにガッツリと日焼けしてしまいました(^^;)

基本的になるべく肌を見せない格好をしてはいるのですが(日焼け対策と言うよりもマダニ対策ですが)それでも隠しきれていない所があり、その部分が赤く焼けております。初夏の頃もそうですが、この時期も日差しが地味に強いので日焼けには注意しなければなりませんね。少し侮っていました。

なお気温は手元の温度計で30℃。少し高いには高いのですが、カラッとした空気であったこと若干風が吹いていたこともあり、強い日差しを除けば過ごしやすい一日であったと思います。

昨日からナラシ作業を始めた所ではありますが、本日も順調に作業を進めることができ、着実に濃い緑色の面積が増えてきていますね。

写真は作業途中に少しだけ撮影したものなのですが、上の写真では見える範囲全てがすでに濃い黄緑色の畑へと変化しています。

 

一通り全ての畑で刈り落としが終わるのは、順調に作業が進めば一週間後くらいになるでしょう。今はまだ黄緑色に見える茶畑の方が多いのですが、来週の今頃は濃い緑色の畑の方が圧倒的に多くなっているかと思います。

この一週間で茶畑の雰囲気が大きく変化していく事になりますが、今年中に黄緑色の茶畑を見れるのはあと少しの期間しかないのでしっかりと目に焼き付けておきたいものです。

秋のナラシ作業開始

こんばんは。

本日は雲が少し多かったものの、久しぶりに青空が広がり日差しも届いた川根町上河内地区です。若干蒸し暑さを感じましたが、それでも以前の厳しい残暑と比べるとずいぶん秋らしくなったと思います。

特に朝晩はずいぶん過ごしやすくなり以前のような寝苦しさが無くなりました。流石にもう以前のような暑さが戻ってくるようなことは無いと思いますが、いつまでも暑いのはほどほどにしてほしいですね。

 

そんな秋らしさを感じた本日、遅らせていた秋のナラシ作業(刈り落とし)を始めました。

夏の間伸ばしっぱなしにしていた枝葉を刈り整え、来年の一番茶が育つ土台を完成させる作業です。四番茶芽が伸びつつある状態のチャノキの枝葉を刈り落としていくため、黄緑色だった見た目が濃い緑色へと変化していきます。

また枝葉が刈り整えられるためピシッと揃った見た目にもなりますね。そのため見た目の変化はかなり大きいです。一週間もすれば現在の景色とは大きく違った光景が広がることになるでしょう。

 

ただ、現在行っているナラシ作業のみで土台完成とはなりません。この作業が終わった後、同じ位置で再度刈り落としを行います。それを「化粧刈り」作業と呼んでいるのですが、この作業まで行い来年の一番茶を迎える最低限の準備が終わることになります。そのため現在行っているのはナラシ作業でも枝葉の刈り落としを主とした作業になるでしょう。

10月中旬頃にかけて行うこれらの作業。先は長いので少しずつ進めていきたいと思います。

9月末よりナラシ作業開始します

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から夕方まで曇り空。曇っていたので蒸し暑さを感じたのですが、日中は手元の温度計で24℃までしか上がっていませんでした。夏日にまで達しなかったのは本当に久しぶりの事となります。

このまま安定して低めの気温へと推移していってくれると有難いですね。

そして明日からは秋のナラシ作業を始めます。気温が低下することにより芽の生育がストップするため、ある程度気温が下がってくれるのを待っていたところです。あと、今までの仕事などにより疲労が蓄積していたため休養を取る期間を設けたかった事もあります(^^;)

 

平年と比べると3~4日程度遅い開始となる今年のナラシ作業。この判断が今後どのようになっていくのか興味深く観ていきたいですね。

曇天な空模様と今後の予定について

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は朝から曇り空となりました。昨日から今日にかけてはまとまった雨が降る予報が直前まで出ていたため覚悟していた所なのですが、実際雨が降ったのは昨日の未明くらいであり、その後はほとんど雨が降ることは無く雲が空を覆った状態となっています。

雲が空を覆っているので気温はそこまで上昇していません。少し前まで猛暑日となるかならないかと言う厳しい残暑と比べると、最近は25℃少々と10℃近く一気に下がったような形となっています。ただ、曇っていることで湿度は高め。蒸し暑さがあるため、体感的には気温の変化ほどは涼しくなったように感じません。

 

厳しい残暑も考慮し、今年は秋のナラシ作業を少し遅らせています。

平年であればもう始めているくらいの時期になるのですが直近数年と比べても今年はかなり気温が高めで推移していますし、雨が降りそうな天候であることもあり始める判断をまだ出来ていないのです。

それでも明日か明後日からは始める予定でいるのですが、平年の状況から考えると今年は遅らせ気味であることに変わりないでしょう。

チャノキは気温が低下し日照が短くなると芽を伸ばさなくなります。

日照に関しては毎年同じように変化していくのであまり考慮する必要はありませんが、気温はその年によって大きく変わります。

 

気温が高ければその分芽を伸ばそうとするため、気温が高い状況でナラシ作業を行ってしまうと作業後に再度芽が伸びてきてしまう事もあります(これを再萌芽と言います)少しであれば再萌芽しても問題無いのですが、あまりにもたくさん再萌芽してしまったり芽が大きくなってしまうとその後の生育や作業性に問題が出るため、あまりにも早い時期にナラシ作業を行うのは良いとは言えないのです。

 

今年のナラシ作業を遅らせた判断がどうなるのか…結果は先にならないと分かりません。近年は毎年のように極端な天候となることが多いので、そんな状況下でも良いお茶を作っていけるように丁寧な仕事と観察を心掛けていきたいと思います。

幼木園から成園になりつつある茶畑

こんばんは。

昨日は寒いくらいの朝を迎えた上河内地区ですが、本日は手元温度計で最低気温は20℃とこの時期らしいやや肌寒いくらいの気温となりました。昨日は気温が低下したこととしばらく暑い日が続いていたこともありかなり寒く感じたのですが、今日は気温が少し上がったので快適でしたね。

日中は市街の方へ出かける用事があったのですが、車のエアコンもほとんど使わない状況になりつつあり、遅くとも確実に季節が進んでいることを感じた一日となりました。

 

そして明日から明後日にかけてはまとまった雨が降りそうな予報が出ています。

前回も雨を境にして気温が低下しましたが、いつまでも残暑が厳しいのは厄介なので今回の雨も季節を進めるものとなって欲しいものです。ただ、大雨になりそうな予報も出ていることから被害が出るような雨になるのは勘弁してほしいですね。

 

裾刈りが出来るように

先日終了した裾刈り作業ですが、今回から幼木園でも全面的に裾刈り作業を行うようになりました。幼木園はまだチャノキが小さい状態の畑の事であり、年数的には植え付けから長くて7~8年程度の畑がこちらに当てはまります(生育状況によって変わりますね)

 

うちでも2019年にチャノキを植え付けた畑があるのですが、今回その畑で初めて全面的な裾刈り作業を行う事となったのです。

 

裾刈り作業を行う目的はチャノキとチャノキの間(畝間部分)に伸びた枝葉を刈り落とし歩きやすくすることで作業性を向上させるためです。植え付けて間もないチャノキは畝間部分に枝が伸び作業性を低下させることは無いどころか、逆に横へ枝を広げるために伸ばしっぱなしとするので裾刈り作業は必要ありません。しかし現在ではある程度大きくなり今回から裾刈り作業が必要になり始めたのです。

まだ枝の伸びが足りない所もあるので刈り落とす枝の量は僅かなものですし、場所によっては一切枝葉を刈り落とさない所もあります。しかし、今まで全面的な裾刈り作業が必要では無かったことを考えるとだいぶ育ってきてくれたと言えるため嬉しくなります!

久しぶりに植え付けて間もない頃の写真を見返しましたが、見比べると一目瞭然で育ったのが分かりますね。植え付け直後は茶畑らしさが無いのですが、今では紛れもなく茶畑だと言える状態になってくれました。

 

ただ、成園(大人となった茶畑)と比べるとまだ幼さがあります。成園になるまであともう一歩、私たちに言えば成人する少し手前の高校2~3年くらいの状態かなと思います。順調に育ってくれて有難く思うばかりです。

寒いくらいの朝に

こんばんは。

昨日の朝は今シーズン初の20℃を下回る最低気温となり、今朝は16℃まで気温が下がりました。昨夜の時点でかなり涼しくなっていたので今朝は気温が下がると思っていましたが、まさか16℃まで下がるとは思いませんでしたね。

涼しいというよりも正直寒いくらいの気温であり夜寒さで目覚めてしまった際、急遽毛布を引っ張り出しました。日中の最高気温も26℃止まり、曇っていたこともあるかもしれませんが、ほんの数日前まで猛暑日越えの気温となっていたことを考えると一気に下がったと言えます。

寒暖差があまりにも大きいため、体を使う作業をしていないのにも関わらず疲労感が大きいです。

土日にかけては再び気温が上がりそうな予報も出ていますが、最低気温に関しては20℃前後となる日が続いていくれるかなと思っています。そうなれば幾分過ごしやすくなるため残暑もほどほどにしてほしいものです。

 

ただ、今回のようにあまりにも急に気温が下がるとそれはそれで大変です。まだ現時点では考える必要がありませんが、水が凍るような気温にまで一気に下がってしまうとチャノキがダメージを受けてしまう事もあります。

そのため少しずつ気温が低下し霜が降りるようになり、ある程度霜が降りるような期間が続いたのち氷が張るくらいの気温となってくれると有難いですね。

 

今後は秋が本格化していくと思いますが、冬がどのように訪れるのかも少しずつ気になってきたこの頃です。

裾刈り作業は無事終了

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は雲が優勢な空模様。雨上がりという事で若干蒸し暑さを感じましたが、先週の厳しい残暑を思うと十分涼しさを感じる気温となりました。

また最低気温も再び低下気味となっています。このブログを書いている19時前の時点での手元の温度計は22℃。涼しいというよりも少し肌寒さを感じますね。

今シーズンはまだ最低気温が20℃を下回る日が無いのですが、今夜から明日朝にかけてさらに気温が下がれば今シーズン初の20℃を下回る最低気温となりそうです。

 

最近は日ごとの寒暖差が大きく、さらに季節柄昼夜の寒暖差も大きくなっています。体調を崩しやすい環境になると思いますし、皆さんもお体にはお気をつけてお過ごしください。

 

裾刈り終了

本日午前中で裾刈り作業は無事終了。もう少し時間が掛かるかと思っていましたが、思っていたよりも順調に作業を進めることが出来ましたね。

 

ただ小面積ながら枝が特に太く刈りにくい畑があったり、斜面の傾斜角度がきつく転ばないように注意しながら作業する必要があったり地味に大変ではありました。また、昨日の雨の影響により最後まで長靴と合羽を履いての作業であったため、暑かったり歩きにくかったりでこれも地味に大変でしたね

この時期の裾刈りでは同じ畝間を行きと帰り、つまり往復するように刈っています。片道でもある程度枝葉を刈り落とせるのですが、刈り残しが出来てしまったり切り口が雑だったりする場所がどうしても生まれてしまいます。

そのような場所が残っていると収穫時に利用する収容袋が引っかかるなどして作業に支障が出るため、きれいな畝間になるように往復で刈るようにしているのです。

 

また畝間が曲がっているとナラシ作業などチャノキ表面を刈る作業にも影響が出てしまいます。そのためなるべく直線になるように、チャノキの畝幅が同じになるように裾刈りをするのも重要です。

ただこれが地味に難しく、かと言って上手くいかなくても思い詰めることでは無いため、真っ直ぐきれいに刈れるかはゲーム感覚で少し楽しみながらやっています!

 

なお明日以降はほかの用事があったりして少し畑作業からは離れます。また次に行うのは秋のナラシ作業。しばらく作業が続くことになるため、休息を取るようにもしたいと思います。来年の一番茶へ向けた管理作業はいよいよ大詰めとなりますね!