日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

幼木園から成園になりつつある茶畑

こんばんは。

昨日は寒いくらいの朝を迎えた上河内地区ですが、本日は手元温度計で最低気温は20℃とこの時期らしいやや肌寒いくらいの気温となりました。昨日は気温が低下したこととしばらく暑い日が続いていたこともありかなり寒く感じたのですが、今日は気温が少し上がったので快適でしたね。

日中は市街の方へ出かける用事があったのですが、車のエアコンもほとんど使わない状況になりつつあり、遅くとも確実に季節が進んでいることを感じた一日となりました。

 

そして明日から明後日にかけてはまとまった雨が降りそうな予報が出ています。

前回も雨を境にして気温が低下しましたが、いつまでも残暑が厳しいのは厄介なので今回の雨も季節を進めるものとなって欲しいものです。ただ、大雨になりそうな予報も出ていることから被害が出るような雨になるのは勘弁してほしいですね。

 

裾刈りが出来るように

先日終了した裾刈り作業ですが、今回から幼木園でも全面的に裾刈り作業を行うようになりました。幼木園はまだチャノキが小さい状態の畑の事であり、年数的には植え付けから長くて7~8年程度の畑がこちらに当てはまります(生育状況によって変わりますね)

 

うちでも2019年にチャノキを植え付けた畑があるのですが、今回その畑で初めて全面的な裾刈り作業を行う事となったのです。

 

裾刈り作業を行う目的はチャノキとチャノキの間(畝間部分)に伸びた枝葉を刈り落とし歩きやすくすることで作業性を向上させるためです。植え付けて間もないチャノキは畝間部分に枝が伸び作業性を低下させることは無いどころか、逆に横へ枝を広げるために伸ばしっぱなしとするので裾刈り作業は必要ありません。しかし現在ではある程度大きくなり今回から裾刈り作業が必要になり始めたのです。

まだ枝の伸びが足りない所もあるので刈り落とす枝の量は僅かなものですし、場所によっては一切枝葉を刈り落とさない所もあります。しかし、今まで全面的な裾刈り作業が必要では無かったことを考えるとだいぶ育ってきてくれたと言えるため嬉しくなります!

久しぶりに植え付けて間もない頃の写真を見返しましたが、見比べると一目瞭然で育ったのが分かりますね。植え付け直後は茶畑らしさが無いのですが、今では紛れもなく茶畑だと言える状態になってくれました。

 

ただ、成園(大人となった茶畑)と比べるとまだ幼さがあります。成園になるまであともう一歩、私たちに言えば成人する少し手前の高校2~3年くらいの状態かなと思います。順調に育ってくれて有難く思うばかりです。