前回の続きです。
生育が良く、軽く芽を刈り落とした畑、あるいは
芽があまり伸びていない畑は
全ての芽にハサミがかかるように
刈り落としていきます。
前回の記事に載せた写真と同じですが
この写真で説明すると、だいたい黄緑色の芽を
すべて刈り取れるくらいの位置になります。
高さによって来年どのように
芽が出て来るかが決まります。
高い位置では芽の数は少なくなります。
反対に低めの位置では芽の数が多くなります。
しかし、低すぎてしまうと芽の数も減り
品質も良いものにはなりません。
そのため秋整枝の時期と高さで
来年のお茶の芽の生育が決まってくるのです。
作業の都合で写真は違う畑になります。
この写真の樹も整枝をしていくのですが
この畑では芽がそれほど大きくなっていないため
二回に分けずに行いました。
ちなみに二枚目の写真の畑ですが
黒い線の位置が刈り取り前の畑と
後の畑の境になっています。
刈り取り前は二三枚目の写真の状態ですが
刈り取り後はこの様になります。
二回に分けて刈った畑も
この写真くらいの高さまでもう一度刈ります。
黄緑色の芽は
探せば小さいものがいくつかあるものの
あまり目立たなくなりました。
今年は整枝の作業期間中に
雨が降ることが少なかったため
順調に進みました。
夕日に照らされた整枝後のお茶の樹。
作業後に刈り取った後の畑を見ると
達成感を感じます。
そして何よりも
きれいな茶畑を見ると癒されます。
しかしこれで終了ではありません。
目線を低くして刈り取った面を見ると
少しデコボコしているのがわかると思います。
次はこのデコボコを刈り取る作業
三回目あるいは二回目の刈り取り作業を行います。