日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

茶の樹の更新

おはようございます。

今日は朝から快晴!

夏らしい強い日差しとなっています。

 

今週前半は一日を通して雲が多く広がり

梅雨のような天気が続いていましたが

昨日からは一転!

キレイな青空が広がっています。

 

夜、雲が多いと蒸し暑く

気温もなかなか下がらないため

寝苦しい夜となることが多いのですが

雲が晴れてくれると、

日が暮れるとともにぐっと涼しくなります。

夜は晴れて欲しいものです(>_<)

 

雨も最近は降っていません。

週間天気予報を見ても傘マークはなく

土の乾燥が進みそうです。

土がカラカラに乾いてしまっては

お茶の樹にも山の木々にも野菜や果樹にもよくないため

そろそろ一雨欲しい所です。

 

4,5年に一度

4年に一度というと

オリンピックやワールドカップ

そんなスポーツの祭典を思い浮かべますが

お茶の管理作業にも4~5年ごとに

一度行うものがあります。

 

それは”中切り”といって、お茶の樹を深く刈り

樹の高さを低くするとともに

古い枝を新しい物に更新する作業です。

 

 

写真は去年撮影したものですが

このように茶色くなるまで刈ります。

 

毎年収穫作業を繰り返していくと

少しずつお茶の樹の高さが上がります。

高くなると作業がやりにくくなり

枝も細く弱弱しくなるため

4~5年ほどに一度、このように深くまで刈り

高さを低くするとともに

新しい枝に更新してあげるのです!

 

この作業を行うのは一番茶の収穫後

上河内地区では5月の中下旬ごろになります。

そのため作業自体はすでに終わっています。

 

刈り落としてしばらくの間は

写真のように茶色の状態なので

新しい芽が出てくるのか、ちょっと心配になりますが

お茶の樹は生命力が強いため

二か月ほど過ぎるとこんな感じに

黄緑色の新しい芽が

しっかりと出てきています(^^)/

 

葉が無くても

茶色く硬い、太い枝の途中から

ニョキっと新しい芽が出てくるのです。

 

そのため一枚目の写真のように

茶色くなるほど低く刈り落としても

再び再生してくれるのです。

 

この光景を見ると

毎回お茶の生命力の強さに驚かされます。