お茶を栽培するのに必要な設備があります。
それは『防霜ファン』です。「防霜」という名前の通り「霜を防ぐ」機械なのですが、私たちの身近にある扇風機とほとんど同じです。
羽が回ることで風を起こし、首振りもします。扇風機と違うのは、その”威力”くらいです。
羽の後ろ側に長方形の箱が付いていると思います。
そこに『0.7』という数字が書いてあると思うのですが、この数字は『ワット数』を表しています。
普通の家庭用の扇風機は、強風設定でも「40W」ほどだと思いますが、防霜ファンの値は『kW』です。
つまりこの写真の防霜ファン(扇風機)は「0.7kW」つまり『700W』で、扇風機の17.5倍もの電力を消費します。
ちなみに0.7kWの防霜ファンは、小~中サイズです。大きい物では2kW近い物もあります。
防霜ファンの点検
防霜ファンを使用する目的は、お茶の新芽を霜から守るため!!
使用する季節は、新芽が伸びて来るこれから…。3月中旬ごろから4月にかけて使用します。(詳しい役割などは、また今後投稿したいと思います)
そのため、使用する前の今の時期に、ちゃんと動いているか確認をする必要があります。
使用するのは3月から4月にかけて、それ以外の時期は全く使用しないため、この期間に何らかの影響があり、上手く動かない場合があるのです(-_-;)
それを確認するために、行いました。
実際に防霜ファンを動かし、ファンが回っているか?首振りをしているか?などを確認していきました。
行った結果としては、ごく一部で首振りをしなかった物と、電気が流れていないのか回らないものがありましたが、ほとんどのファンは無事に動きました(^^;)
実際に稼働させる時期になって「動かない!」となると、霜の影響を受けてしまう可能性があるので、きちんと確認できて一安心です!
前日の雨の影響で、ヒンヤリとした空気の中での確認でした…。