日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

6月のお茶づくり まとめ編

先週末から雨が降ったり止んだり…

空には常に雲が広がっている天気が続いています。

 

九州南部などでは、かなりの大雨になっているということで、これ以上被害が発生しないことを祈っています。

 

これからも雨が続きそうな天気なので、災害などの発生がないことを願うのみです(>_<)

 

 

6月中に川根町上河内地区では二番茶の収穫が終わりましたが、実は6月中に終了するのは比較的珍しいことです。

 

平年では7月2日や3日までかかることが多いです!

今年は、雨で収穫が行えなかった日が少なかったので、早く二番茶シーズンを終えることが出来たのでしょう。

 

今後茶畑では、来年の一番茶(新茶)に向けて、品質の良い物が収穫できるようにお茶の樹の手入れをしていきます。

 

しかし、今のところ雨が続いているので、作業の進み具合は…(-_-;)

 

今回は、6月中に行ったお茶の樹の手入れなどをまとめて投稿します!

 

 

二番茶の萌芽

二番茶の芽が芽吹き始めたのは6月上旬。

一番茶を収穫した後から、ツクツクと新しい芽が伸びてきています。

二番茶は、一番茶の次つまり「二番目に伸びる芽で作られるお茶」ということで、二番茶と言われています。

 

二番茶は、芽が芽吹くのも、芽吹いてから大きくなるのも早いので、一番茶と比べると品質が悪いと言われることもあります。

しかし、適切にお茶の樹の手入れを行えば、一番茶並みの品質のお茶となります。

 

また、6月は日照時間が長い季節です。

お日さまの光がたっぷりと当たると、お茶の葉の中では”カテキン”が多く作られます。

 

カテキンは、お茶の健康成分の1つ。

健康目的でお茶を飲む方は、二番茶や夏に収穫されるお茶がおススメです!

 

 

遅れ芽の除去

一番茶は、寒さに耐えたお茶の芽が、春になり気温が上がることで芽吹くスイッチが入ります。

 

しかし、二番茶シーズンの気温はお茶の生長には申し分ありません。

芽吹きの準備が整った芽から芽吹くため…また、芽の位置によって、大きくなり過ぎてしまう芽が出てしまいます。

この芽のことを「遅れ芽」と言い、収穫時に混入してしまうと、お茶の品質が悪くなってしまうので、1つ1つ手作業で取り除きます。

 

早く大きくなり過ぎた芽は、葉っぱが硬くなり過ぎてしまうため、お茶の品質を低下させてしまうのです…。

 

 

この遅れ芽を取り除くのが、6月の主な作業…。

後は、収穫に向けてお茶の生長を見守るのみです。

 

収穫

二番茶の収穫は、梅雨シーズン真っ只中…。

雨の影響で収穫が行えない日もあるので、お茶の芽の生長具合を見ながら、「今日はここを収穫しよう。明日はここにしよう!」と計画的に行うことが大切です。

 

雨が降っている中での収穫は出来ませんし、収穫するお茶の芽や葉っぱが濡れていても収穫は行えません。

朝露や雨露を乾かしたのち、収穫を行います(^^)/

ちなみに、濡れている状態の葉を収穫してしまうと、赤みを帯びたお茶になってしまったり、風味を損なってしまい、品質の良いお茶は作れません!

 

しかし、『朝露に濡れる』というのは、寒暖差がある証拠!

寒暖差のある環境は、お茶の香りや味などを良くしてくれます(^^♪

 

 

収穫が全て終わったら、お茶工場の掃除や収穫に使用した機械をキレイにするなどして、収穫シーズンを終えます!

 

7月からは、翌年の一番茶(新茶)へ向けた、本格的なお茶の樹の手入れが始まります。

約10か月後の収穫をめざして、良いお茶が育ち、そして良いお茶が作れるように、努力を続ける日々が幕を開けるのです!