こんばんは!
今日は、気温が上がりムシムシとした暑さの夏の1日となりました。
しかし、朝方はグンと気温が下がり、かなり大量の朝露が降りています。
また、気温も32℃ほどなので、猛暑日続きの頃と比べると、ずいぶんと過ごしやすくなりました(^^)/
夏の間は、こまめに草取りを行っていたのですが、暑さによる体への負担が全然違います!
土を使う農業の定め…
日本にはたくさんの農作物があり、栽培方法も土を使う方法もあれば、水(水耕栽培)を使う方法もあります。完全な露地で農作物を栽培している場合もあれば、ハウスの中で栽培することもあるでしょう…。
育てる作物や環境が大きく違っていても、土を使用する栽培方法であれば”草”との関係を切り離すことはできません!
たっぷりの日差し、暑く感じるほどの気温、適度な雨…。
草にとって夏は、生長しやすい環境が全て整っています。
もちろん、冬に生長する草もありますが、夏の時期は草の存在を無視することはできません(>_<)
土を使用する栽培方法においては、夏の時期は草との戦いの時期でもあるのです。
戦い方は色々
農作物の育て方によっては、草との向き合い方が全く違ってきます。
例えば、草をあえて生えさせて作物を育てる草生栽培もあれば、真逆の清耕栽培という方法もあります。
「農作物を育てる以上は草を完全に取り除く必要がある!」
という印象を持つ方も多いと思いますが、実は草を生えさせる栽培方法もあり、草との向き合い方は様々なのです!
例え草をあえて生えさせている草生栽培でも、草を放置している訳ではありません。
こまめに草刈りをしたり、任意の草のみが育つようにしたり…と草との向き合い方、戦い方は実に様々です(^^)/
お茶の樹と草
お茶畑内部では草取りは非常に重要です。
お茶は伸びた芽を収穫する作物なので、そこへ草が生えていたら、収穫した茶葉の中に草が混じってしまう事になります。
これでは異物混入になってしまい、お茶の品質も悪くなるのみです。
一番茶のシーズンであれば、背の高い草はほとんど生えていないためあまり問題はないのですが、二番茶シーズン以降は大変ですね…。
そのため、お茶畑内部…
茶の樹の枝を潜り抜けて伸びてきた草は、徹底的に取り除く必要があるのです。
このような感じで、夏の時期には大きな草が生えてくることもあります。
また、大きな草やたくさんの草が生えてしまうと、土の肥料分や日光を奪い合うこともあります。
お茶の樹の場合、上の写真の様な草が生えてくると、葉っぱで影ができ光合成が阻害されたり、風通しが悪くなり病気や害虫の住処になることもあります。
そのため、このような草が生えてくる夏は、こまめに草取りを行っています(^^)/
完全な手作業
お茶畑内部に生える草は、基本的に手作業で1つ1つ抜いていきます!
もちろん、除草剤を使用することもありますが、それはあくまでも車の駐車スペースや作業道のみ…。
上の写真のように草が生えていた場合、除草剤をかけることは絶対に出来ません!
草だけでなく、お茶の葉っぱにも間違いなく除草剤がかかってしまうため、手作業で行う必要があるのです。
中腰での作業。首元には強い日差しが…。
肉体的に大変なこともありますが、手作業で行うことでお茶の樹の様子や葉っぱの状態も、ついでにしっかりとチェックできるため、手作業で行うことが大切です。