日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

裾刈り作業

先週は、茶畑周辺の草刈りを主に行いましたが、三連休の初日から一昨日25日までの間は「裾刈り」作業を行いました。

 

お茶の樹の形を整える作業の第一段階となりますが、今回はこの「裾刈り」について投稿したいと思います!

 

 

畝間をハッキリさせる

7月下旬頃からは三番茶芽を伸ばし、たっぷりとお茶の葉が茂った状態になっています。

緑色の絨毯が敷かれているようにも見えますね(^^;)

 

しかし、お茶の樹は幅1.5~1.8mほどの畝上になるように植えられています。畝と畝の間には、30㎝前後の作業時に歩くスペース(畝間)が必要なのですが、伸びた三番茶芽などにより埋もれている状態です。

 

これでは、その後に行う秋のナラシ作業が行いにくくなり、また風通しが悪い場所なので害虫や病気の温床となるリスクも高まります。

 

そのため、秋のナラシを行う前に「裾刈り(すそがり)」という作業を行い、畝間をハッキリとさせる必要があるのです!

 

ちなみに、裾刈り作業は一番茶の収穫後と二番茶の収穫後にも行うものになります。

 

※おかのや農園では、秋のナラシ前に裾刈りを行いますが、秋の肥料まきを行う前に実施する方もいます。タイミングは多少違いますが、時期的には9月中下旬頃に行います。

 

 

二つのバリカン

お茶の樹と樹の間、畝間部分に接している所を裾部(すそぶ)と言い、その部分の枝葉をカットするため「裾刈り」という作業名になっています。

 

作業に使用する機械は、裾刈り専用の機械です(^^)/

二つのバリカンが付いていて、畝間が同じ幅になるように刈ることが出来ます。

バリカンの幅は、調節することが出来るため、畑やお茶の樹の状態、栽培方法により調節して行います。

 

バリカンは、上部が狭く下部が広くなるように(ハの字)調節…。

幅だけでなく、角度もある程度調節できる構造になっています。

 

ちなみに、裾刈り機にはバリカンが1つだけ種類もあり、さらにタイヤも動力により動くもの、動かないもの(人の力で押しながら動かす)があります。この裾刈り機は、バリカンが2つでタイヤも動力で動くタイプです!

 

太い枝もカットすることがあるため、バリカンの刃はとても頑丈につくられています。

さらに、1つのエンジンで2つのバリカンとタイヤを動かすため、構造も複雑に…。そのため、機械自体の重量もなかなかです…(^^;)

 

最新型の機械は、ある程度軽量化されていますがそれでも20㎏あり、現在使用しているのは少し古いタイプの物で重さは30㎏ほどになります。

 

 

真っ直ぐに…

裾刈りを行うときに重要になるのが「真っ直ぐに刈る」ことになります。

茶畑の中には、お茶の樹がカーブするように植えられている場所もあり、このような場所ではそれに合わせて作業を行いますが、基本的には畝間が直線になるように刈ります。

ただ、それがとても難しい…(>_<)

少しの段差があったり、太い枝に突っ掛かったりすると、簡単にブレてしまいます。

 

また、機械自体の重さもあるため、取り扱いも大変です(-_-;)

裾刈り作業を行うと、腕の筋肉痛になることは避けられません!

 

多少ぶれてしまう事はありますが、なるべく真っ直ぐに…!!

目標地点を決め、真っ直ぐに裾部を刈れるように行うことが重要です。

 

 

達成感は抜群

裾刈りを行うと、道が出来たように畝間がハッキリとします。

 

上手く刈れた時はとても嬉しく、作業を行った畑を見ると達成感が湧いてきます(^^♪