日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

カスミンボルドーの散布

こんばんは。

台風がゆっくりと北上してきていますね。

 

勢力は強く、大きい台風であるため、警戒が強まっていることを実感します。

島田市でも三連休中に開催される「島田大祭」が台風の影響で中止の日が出たり、防災無線で対策を呼びかける放送もありました!

 

あまり、防災無線で「対策をしましょう」という放送は聞かないので、少し警戒心を高める必要がありますね。

 

影響なく通り過ぎて欲しいですが、台風が直撃してしまう以上全く影響が出ない…ことは叶いませんね。

それでも、人的被害や大規模な被害が発生しないことを祈るのみです(>_<)

 

 

台風前に…

台風は大雨と強い風に警戒する必要がありますが、昨日紹介した「赤焼病:あかやけびょう」という病気は強い風が吹きお茶の葉っぱが傷付くことで感染してしまいます。

 

そのため、強い風が吹く台風シーズンは、この病気が感染しやすい季節だと言えます。

※発病は寒さ厳しい冬になってからの方が多いです。2月前後に多発しやすいです。

 

また、全く発病しない訳でもありません!

そこで、秋のナラシをしてから、赤焼病からお茶の樹を守るために農薬の散布を行う必要があります。

 

 

農業用抗生物質

今回の農薬散布で使用するのは、「カスミンボルドー」という農薬になります。

ボルドーとは、ボルドー剤のことで、安全性の高い農薬です。

 

ボルドー剤は病原菌が侵入してくるのを防ぐことで、病気にならないようにしています。

強い風が吹き、傷が付き、病原菌が侵入しようとするタイミングで防ぐのです。

 

ただし、浸透移行性がある種類ではありません。

そのため、散布した場所にしか効果がなく、ムラがあったりするとその場所で発病しやすくなってしまいます…。

 

ただし、これだけでは病原菌の侵入しか防ぐことしかできません。

 

そこで「カスガマイシン」という成分も混ぜてあります。

マイシン」という言葉はどこかで耳にしたことがありませんか…?

 

そう、「ストレプトマイシン」などの抗生物質の名前にありますね!

 

カスガマイシンは、農業用の抗生物質になります。

赤焼病は、細菌を原因とした病気になるため、抗生物質を使用することで菌を退治することが出来るのです(^^)/

 

 

カスミンボルドーの散布

今回の農薬も10a当たり250L~280Lほどの量に…。

もともと安全性の高い農薬ですが、散布する時も最低限の量にしています。

 

ちなみに、上の写真は500gの農薬が入っていますが、使用する時は水で1000倍に薄めて散布します。

※農薬、または作物によって薄める倍率は様々です。

 

農薬は、そのまま使用することはほとんどありません。

使用する時は、希釈倍率など決められた使用方法を決して間違えてはいけませんし、法律でも厳しく決められています。

 

 

農薬の散布は雨が降っている時に行うことはできませんし、作業後すぐに雨が降るのもよくありません。

 

そのため、作業は雨の心配のない日に…!

また、台風がやって来る前に何としても行う必要があるため、急ピッチで行いました。

 

ナラシが終了した5日の午後には始め、その後は天気を見ながら…。

そして、今日無事に台風がやって来る前に終了することが出来ました!

これで、少しでも病気の感染を防げると良いなと思います。

 

 

明日からは、本格的に台風の備えも…。

車の燃料などは満タンにし、電池の確保やバッテリーの充電などは確実に行いたいと思います。