日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

オリーブ栽培 1年育てて気付いたこと

何か新しい作物を作ることが出来ないか…?

そう考えて、家庭菜園を行っている畑の一角で、様々な作物の栽培にも挑戦しています!

 

そのうちの1つが『オリーブ』です。

実は静岡県内では、お茶の価格が低迷したことで、茶畑をオリーブ畑に変えて農業を行っている経営体があります。

 

実を収穫することが出来れば、オリーブオイルやピクルスとして。

葉っぱはお茶に加工することも出来ます。

 

そこで川根町上河内地区でも栽培できないかと思い、今年の春に苗の植え付けを行いました(^^)/

 

今回は、約1年間育てて気付いたことなどを投稿したいと思います。

 

 

約5倍ほどの大きさに生長

植え付けたオリーブの苗は、高さ15センチ程度のとても小さな物でした。

枝の数も3本ほどと、本当にこじんまりとしていた苗を植え付けました。根付くのか少し不安だったので、あまりコストをかけずに、栽培をスタートしたのです。

 

そんな、小さなオリーブの木も一夏生長し、現在では植え付け時の5倍ほどの大きさとなりました(^^)/

とりあえず、気温的には問題なく生長するようです。

冬には霜も降りますし、場合によっては土も僅かに凍ることがあります。しかし、問題はなさそうです。

 

 

病気と害虫が…

栽培を始めた時は、病気や害虫にも強いだろうと思っていました。

ただ、その考えは甘かったですね…。

 

一部の葉っぱでは茶色の斑点の病気が発生し、新芽には害虫がびっしりと付いたことも…。

葉っぱを食べられてしまった事もありますし、葉っぱ同士をくっつけて住処にするような害虫もいました。

 

一時期、新芽が伸びてもすぐ食べられてしまい、無くなってしまう事もありましたね…。

 

そのため、完全な無農薬での栽培は難しそうです。

現在は2本だけ栽培しているのですが、もし本格的に栽培するとなるとオリーブの木の密度も高まります。

 

そのため、害虫が発生・蔓延しやすい環境となると言えるでしょう。

 

また、乾燥した土地を好むため、雨や湿度の高い静岡県の山間部では、病気も発生してしまいます。

ただ、病気が発生しても、ごく一部の葉っぱに限られていたため、工夫次第では何とかなるかもしれません…(>_<)

 

環境に合わず枯れてしまう事はありませんでした。

しかし、病気や害虫の発生はあるため、工夫や対策が必要な事が分かりました!

 

 

来年も引き続き挑戦します

今年は、とりあえず大きく育てることを目標に育ててきました。

病気や害虫の影響を受けてしまいますが、しっかりと育つことは出来ます!

 

そのため来年も引き続き栽培を続け、作物として育てられるかどうか試していきたいと思います。

 

また、今年はオリーブの実を収穫することは出来なかったので、実の収穫も目指したいですね!

葉も収穫してみて、お茶に加工できるかどうか…?どのような味わいのお茶になるのかも、試していきたいと思います(^^)/