日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

立ち葉や遅れ芽を除去

こんばんは。

今日も朝から雲が空を覆う天気となりました。

 

さらに夕方からは雨が降り出し、最近は天気が崩れることが多いことを実感します。

 

「春に3日の晴れなし」や「三寒四温」は春の季節を表す言葉ですが、今年は律儀にこれらを繰り返しているようですね(^^;)

 

冬の風により…

冬から春にかけては強い風が吹くことが多い静岡県…。

川根町上河内地区の茶園も西側に開けているため、体を持って行かれそうなほど強い風が吹くことも度々あります。

 

そんな強い風が吹くと、キレイに整えたお茶の樹の表面が乱れてしまう事があります。

特に、1年前や2年前に「深刈り」や「中切り」という作業をした畑では葉の数が少ないため、少し乱れることがあるのです。

大きくデコボコ状態になることはありませんが、ペラペラとした葉っぱが目立ちます。

この葉っぱは風が強く吹いた瞬間に撮影しました。

このような形で葉の一部が強い風を受けて立つことがあるのです。

 

このような葉っぱのことを『立ち葉』と言いますね。

 

またイノシシや日本シカが茶畑の中を歩いたりすることで、お茶の樹の枝が折られたりすることもあります…。

 

遅れ芽

9月の下旬から10月の上旬頃にかけて、秋のナラシ作業を行います。

夏の間伸ばしたお茶の枝葉をカットし、お茶の樹の表面をキレイに整え、均一な品質・大きさの芽に育つようにする作業です。

 

この作業を行うタイミングは、気温が下がり始めお茶の樹が新しく芽を伸ばさなくなる時…。

お茶の樹が休眠へ向かい始めるタイミングに行います。

 

しかしごく一部の芽は、ナラシ作業をした後に芽吹くことがあります。

専門的には『再萌芽:さいほうが』と呼んでいますね!

 

秋に芽吹いた芽は、霜が降りると凍ってしまい枯れてなくなってしまう事が大半です。

ただ、霜が降りる前にある程度硬くなると、枯れることなく春まで残ることがあります…。

 

立ち葉・遅れ芽は除去!

お茶の樹の表面が”立ち葉”や”遅れ芽”で乱れた状態では、これらの葉っぱや芽が収穫時に混入することがあります。

 

お茶の葉っぱや芽なので異物の混入にはなりませんが、大量に混入するとお茶の品質を低下させることに繋がるため、新芽が伸びる前までに取り除く作業を行います(^^)/

 

”立ち葉”も”遅れ芽”も僅かな発生しかないので、それほど品質に影響することは無いかもしれません…。

しかし、少しでも品質の良いお茶を作るために、手作業で取り除く作業を行うようにしています!

 

また混入のリスクを減らせるため、収穫の作業が僅かながらに楽になる効果がありますね(^^♪

 

「立ち葉」は、収穫時に混入する恐れのある物を手で摘んだり、ハサミでカットして取り除きます。

 

「遅れ芽」の場合は…

このように大きさにより取り除くかどうかの判断を行います。

 

大きな芽は混入する可能性があるため必ずカット…。

しかし膨らんだ新芽を傷つけてしまうのは厳禁です!!

 

新芽を傷つけてしまうと、霜の影響により枯れてしまうリスクが高まりますし、大きく生長した芽にも傷が残ることがあります。

 

そのため

「新芽は傷付けないように遅れ芽はしっかりと取り除く」

ことを意識して行うことが大切です!

 

最後に…

この作業は2月の中旬頃から度々行ってきました。また今後も続けていく作業です。

 

少しでも品質の良いお茶を収穫できるように…

少しでも品質の良いお茶を作れるように…

”立ち葉”と”遅れ芽”の除去を丁寧に行っていきます。

 

また、作業を進める際に葉っぱや芽の状態を細かく確認できるため、生長状況や病害虫の発生状況などを細かく察知できるメリットもありますね!