趣味で育てている多様な果樹たち…。
現在は『ぶどう』『ミカン』『リンゴ』などを主に育てています。
一度『サクランボ』にも挑戦しましたが、病気が多発してしまい枯れてしまいましたね…(>_<)
リンゴも10年以上経過しますが、収穫できたのは一度だけ。それも1個のみの収穫でした。
今年は、20個近く実っているため、無事に収穫できると良いなと思っています。
そして、育てている果樹の中で最も付き合いが長いのが『ぶどう』になります。
今回は最近行ったぶどうの防除作業と袋掛けについて投稿していきたいと思います!
アザミウマと病気の防除
育てているぶどうの品種は『巨峰』です。
植え付けた当時は『巨峰』と『ピオーネ』が代表的な品種でしたね。現在であれば『シャインマスカット』なども選択肢に入って来ていたと思います。
ぶどうと言えば種なしなのが一般的ですが、これは農家が処理をしているから出来る物になります。
種なしにすると同時に実が良くつくように花が満開になった頃にジベレリン処理をしています。
「ジベレリン」というのは、植物がもともと持っている成長ホルモンの1つです。これに花を付けることで、種なしにすることが出来たり、実の付きを良くすることが出来ます。
もともと種なしの品種もあるのですが、ほとんどの種なしぶどうはジベレリン処理を行うことで、種なしぶどうを作っているのです。
ちなみに巨峰やピオーネ・シャインマスカットなどで、種なし×無農薬と謳って販売している物は詐欺になります。
ジベレリンは農薬に登録されている物になるため、無農薬とはなりません。ご注意ください。
そして今回の本題、アザミウマと病気の防除について…。
ぶどうは雨が少ない地域での栽培が向いています。
静岡は雨が多い地域なので病気が発生するリスクが高いです。
そこで、こまめにボルドー剤を散布するなどして病気の予防をしています。
また袋をかけて直接雨が当たらないようにするのも病気予防の1つとなりますね(^^)/
しかし、ぶどうには『アザミウマ』という害虫が付くことがあります。
アザミウマは樹液を吸うことで生育を阻害してしまいます。防除をせずに袋をかけてしまうと、袋の中で増殖してしまい上手く育たなくなることがあるため、今回は袋掛けの前にアザミウマなどの防除を行うことにしてみました。
今まで何回か袋をかけた後にアザミウマの被害を受けることがあったので、今回は袋掛けの前に防除をすることにしたのです。
使用したのは家庭菜園用の少量パックの『オルトラン水和剤』と『サンボルドー』になります。
オルトランでアザミウマなどを防除し、サンボルドーで病気の感染を防ぎます!
少量のパックなので使い切ることが出来ますし、価格も安く多くのホームセンターで販売されているため購入もしやすいですね(^^♪
防除の後に袋掛け
晴れた日に事前に防除を済ませたぶどうに袋をかけていきます。
袋をかけることで病気が発生するリスクを低くすることが出来ますね。
また、葉の部分の防除は今後も行っていくのですが、袋を掛けておくことでぶどうには直接かからなくなります。
袋を掛けるメリットはたくさんあるのですが、内部でアザミウマなどが増殖するリスクがあるため、事前の防除をきちんと行っておくことが重要だと思っています。