日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

巣箱を置くだけではミツバチは入りません

午前中の早い時間帯から雨が降り始め、午後からは時より激しく降る事もあるようになりました。

木々が大きく揺れる姿も見られるので風も出てきましたね。

 

今夜は荒れそうな予報が出ているので、倒木などが無ければ良いなと思っています。

 

ちなみにお茶の方への影響は多分大丈夫でしょう!

雹が降るとヤバいですが、まだ芽がやや小さい状態なので生育を待つ良い機会となりそうです。

 

そんな雨降りの今日は、ミツバチ用の巣箱の掃除などを行いました。

 

管理していない巣箱

昨年だったと思いますが、山道に無断でミツバチ用の巣箱を設置されました。

場所が場所なので移動を願う張り紙をしたのですが、1年以上経過しても変化がありません。

処分したいのですが、それを行うとこちらが問題に問われることがあるようなので、長らく手が出せない状態でしたね…。

ただ近くに原木シイタケを管理するほだ場を作りたい事もあり、先日移動させることにしました。

 

が…持ち上げようとすると天板が外れてしまいました。

ムカデやアリなどがたくさん住み着いていましたし、腐っている部分や腐りかけている部分も多いですね。外側はキレイなのですが、内部はかなり傷んだ状態でした。

 

これではミツバチが住処を探していたとしても住み着くことは無いと思います。

ミツバチがいない巣箱も手入れする必要があり、掃除などを行い内部をキレイすることで住み着いてくれる確率を上げることが出来るのです。

さらにキンリョウヘンやルアーを置いたり、はちみつや蜜ろうを巣箱に塗るなどの手入れをすることで、さらにミツバチが入る確率を高める事が可能となります。

 

巣箱は設置して終わりではなくその後の手入れが重要となるのです。

 

お願い

結局ゴミ同然の巣箱ではありましたが、処分は出来ないためすぐ近くの邪魔にならない場所に移動させてあります。

土台として利用したのだと思いますが、ボロボロになり始めた発泡スチロールなども出てきたので厄介でしたね。

 

近年ミツバチの飼育に挑戦する方が増えているのか、道端に巣箱が設置されている光景をよく目にするようになりました。

 

ただ人の土地に無断で巣箱を設置したり、設置後何も手入れをしないのはやめて頂きたいです。

道路の壁面の上に設置されていた巣箱が落下していたこともあります。

 

巣箱を設置しただけではまずミツバチは住み着いてくれないでしょう。

 

人の土地に設置したい場合は事前に確認を…。

そして自分の土地であったとしても設置した巣箱は責任をもって手入れをするようにして頂きたいものです。