日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

しばらく見ないうちに原木シイタケが大量発生

風花が舞い、冷たく乾いた風が吹き荒れた水曜日。昨日は若干風が弱まりましたが、冷え込みは相変わらず厳しくなっています。そして今朝は昨日や一昨日の冷え込みにより空気も土もより冷えたのか、なかなか厳しい寒さとなりました。

一度暖まってしまえば大丈夫なのですが、冷えた状態から温度を上げる時の暖房の効きが少し悪くなってきましたね。今日は先日の風で荒れた道の掃除をまずは行い、茶畑へ向かいたいと思います。

 

原木シイタケが発生

今は家庭で消費するくらい少量の原木シイタケを栽培しています。伐採したコナラなどの雑木にシイタケの菌を接種しシイタケを育てるのですが、シイタケにも様々な品種があります!

形や大きさと言った違いや干しシイタケに向くなど品種特性的な違い、シイタケが発生(出てくる)時期の違いなど、地味ながらも様々な特徴があるのです(^^)/

 

現在は家庭で消費するくらいの量なので品種へのこだわりはそこまで持たず栽培を始めましたが、最低限春に発生しやすい品種を選ぶようにはしています。

これは、お茶の管理などが影響していますね。秋は何かと忙しい時期になるためシイタケに目を向ける時間が取れない事もあります。真冬は乾燥するため水やりなどをしないと順調に育ってくれません。そこで雨により自然に潤いを供給でき、お茶の仕事が一段落した春頃に発生する品種を選ぶようにしているのです。

 

ただし春にだけ発生するわけではありません。シイタケは主に気温の変化により発生するため、秋にも当然発生する事がありますね。あくまでも”発生しやすい時期”という形になります。

現在管理しているほだ木も先日久しぶりに状態を確認した所、たくさんシイタケが発生していました(^^♪

多分ですが11月末頃に雨や曇りの日が続き、シイタケが発生しやすい状況になった事が影響していると思います。最近は晴れて乾燥した日が多いので出てきたキノコも少し乾いて来ているような状態に思えましたが、肉厚な物がしっかりと育ってくれましたね。

 

カサが開ききっている物が多く乾燥が始まっている事も考慮し、今回はスライスして干しシイタケにして保管する事にしました。最近は乾燥した良い風が吹いているので、かびることなくしっかりと乾きそうです。

カサが開ききっている物が多い中、キレイに育った物はやはり美しさがありますね。

 

今回シイタケが発生してきている原木は、今年の早春に置き場所を変えた物になります。原木を置いてある場所の環境は良いと思うので、あとは食害さえ受けなければ春にはたくさんのシイタケを獲ることが出来そうです。