こんばんは。
週末にかけて暖かくなる予報が出ている今週ですが、本日の朝は霜が降りるくらいまで気温が下がりました。昨日は午後を中心に強い風が吹いていましたが、夜の間に止んだか弱まったのでしょう。放射冷却なども発生し冷え込んだのだと思われます。
気温は高めで推移すると思っていたのでこの寒さには少し有難さも感じます。この時期らしい寒さに当たることで、これから気温が上がった時に勘違いする可能性が低くなってくれると有難いです。
原木シイタケへネット被せ
山林で管理している原木シイタケのほだ木。
ただ、発生したシイタケはニホンジカやカモシカに喰われてしまいます。それを防止するためにネットを張り周囲を囲んでいるのですが、ネットを飛び越えたり潜って入ってくるのか食害を回避することは出来ていません。
高さは2m以上、地際はめくれないように打ち込んだり重しを載せたり。そしてネットがかみ切られることが無いように針金入りの物を利用するなどすればもっと被害を低減できるかと思いますが、ここまでやるのはなかなか難しいです。
ただ、だからと言って何もしないと食害により収穫を行うことが出来なくなってしまいます。そこで上記のネット張りは出来ない代わりに、ほだ木に直接ネットを被せることにしました。
今年の春にキノコが発生した時はネットを被せた所は食害が減っていたので、それを参考にした形になります。
ただしネットをめくるようにして食っていた痕跡がありましたし、ネットから飛び出る形で出てきたキノコに関しても食われてしまいましたね。そのため被害を0にすることはこれでも難しいですが、少しでも収穫量が増えてくれると有難いです。
なお、今ではこのようにネットなどを利用しないと食害により収穫することが出来ませんが、ほんの10年ほど前まではネットを使っていなくても十分収穫が出来ていました。つまり、それほどシカなどがいなかったことになります。
それほど長くない間に、生息域が大きく拡大し生息頭数も大幅に増えている事になるのです。
コナラの今
シイタケのほだ木として利用しているのは主にコナラの木。2年ほど前には何本かまた新たに伐採しほだ木として新たに利用を始めているところです(来年の春くらいから本格的に収穫できる予定)
そして伐採した木からはひこばえが伸び再びコナラの木も再生し始めております。
伸び始めの時は上の記事くらいの芽でしたが、現在では下の写真程度にはなりました。
やはりシカの食害をこちらも受けているため生育には少なからず支障が出ています。もう少し上への伸びがあっても良いのですが限定的であり、芽の先端を喰われてしまう事により枝数がかなり増えてぐちゃぐちゃっとした姿となっていますね。
そして中には伸びて来た芽をすべて食われてしまい、完全に枯れこんでしまった株も少し見受けられました。
しかし大半の株は上の写真のようにある程度は芽が伸びてきているので、極端な食害を受けない限り今後の生育も大丈夫かと思っています。10年少々の時間が経過すれば、それなりの大きさにまで育ってくれることでしょう。
そしてある程度育ったら再び伐採して利用していきます。何回も繰り返すため株によっては上の写真のようにたこ足状態になることもあるほどです。自然と人の営みによって作り出されていく光景になりますね。