日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お茶の木と柿の木

こんばんは。

今日は未明の雷雨により寝不足となり、何となく疲れがずっとあるような一日となりました。

 

雨が降り出した時間は分からないのですが、深夜の1時か2時頃に非常に強い雨音や雷で目が覚めてしまい寝不足となりました。

昨年の台風15号を彷彿させる降り方でもあったので怖さもありました。

 

ただ強い雨となったのは限られた時間。朝になってから家の周りや畑、身近な山林などを確認しましたが今回の雨により被害が出ているのは確認できませんでした。

ただ、雨により道路わきの落ち葉などが流され所々にまとまった状態になっていました。車で走る際などに邪魔になると思うので掃除を行う必要はありそうですね。

 

今日も少しですが道の掃除を行いました。ただ限られた区間しか行っていないので、また時間の余裕がある時に掃除を行いたいと思います。

 

柿の木の芽

作物の出来を他の植物の生育や昆虫などから予想することがあります。お茶の場合だと、他の植物の生育から芽が早くから育つのかそうでないのか、早晩性を考える指標になったりします。

 

例えば、桜の開花が早いと一番茶も早くなると言った具合ですね。

※私の身近では桜が早いとお茶が遅いと言われる事もあります。これは「桜が早く咲く=春先の気温が高い」というとこでお茶の芽の生育も早まるのですが、遅霜の影響を受ける可能性が高まるため遅くなる…という事になると思います。

 

その他にも藤の花が咲く頃と一番茶の収穫時期が同じ頃になるため、藤の花は収穫のサインにもなったりするでしょうか。

 

そしてもう1つ「柿の木」もお茶の木の生育と切り離せません。

お茶の芽が萌芽する時期と柿の木の芽が萌芽する時期はほとんど一緒となります。そのため芽の状態を確認する指標となりますね。

碾茶(抹茶の原料となるお茶)や玉露は一定期間覆いをかけてつくるお茶になりますが、この覆いをかける時期は柿の木の葉っぱの状態から判断する言い伝えもあるほどです。

今の柿の木の芽は若干膨らんで来てはいるものの、まだまだ萌芽するような状態ではありませんね。お茶の芽もこのような状態なので、萌芽まではまだ時間が必要になると思われます。

 

とここまでお茶以外の植物からお茶の生育を考えてきましたが、当然お茶の木の芽を見て判断するのが基本ではあります。

が、自然相手のお仕事となるため他の植物の生育も見ていく事で季節の変化や状況をより感じ取ることが出来ると思っています。