日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ナラシ機が刃交換から帰ってきました

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は、手元の温度計で最高気温が24℃まで上がりました。もう暖かいというよりも暑いですね(^^;)

 

今までも暖かい…暖かい…と言いながらも最高気温は20℃前後だったので、今日の暑さに関しては頭一つ飛びぬけているでしょう。

適度に雨が降り日差しも届く。気温は高めの傾向であり、今後も植物の生育が加速していきそうです。

 

刃交換終了

先日、刃の交換に出したナラシ機が戻ってきました。

なお先日の内容はこちらから↓

ochagurashi.com

こちらのナラシ機は2型の物になります。ナラシ機には1型と2型があり、それぞれ刃の付いている方向が逆になっている特徴がありますね。

刃が逆についているため作業時の進行方向が変わります。葉の量が多いと進行方向側へ押されて上手く刈れなかった物が出てくるのですが、逆方向から刈るとそのような葉っぱも刈り落とせるため、よりお茶の木の表面をきれいに整える事が出来るのです。

 

ナラシ作業で主に使うのは1型の方ではありますが、2型は一番茶終了後のナラシ作業や秋のナラシ作業2または3回目、化粧刈り作業で使用する機械になります。どの作業も茶の木の表面をしっかりと整える必要がある段階となるため、切れ味が良い方がいいのです!

交換前の刃の状態を撮影するのを忘れていましたが、交換後の様子を見ると大きく異なっている事は一目瞭然で分かりました。

交換前の状態は刃がここまで角ばってなかったため、やはり切れ味の低下は大きかった事でしょう。

 

刃の切れ味が良いことは効率のよい作業を行うためには欠かせません。ストレスの低減にもなります。

また、葉の切り口が雑だと病原菌が侵入しやすい場所を拡大させることになるため、病害予防の観点からもスパッと切れて切り口が美しい方が好ましいでしょう。

 

良いお茶づくりのためにも、使用する道具や機械を長く大切に使うためにも、手入れや管理は丁寧にしていきたいと思います。