日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

なめのこの植菌作業

こんばんは。

昨日は正直かなり暑いと感じる一日となりましたが、今日も負けず劣らずの気温となりました。ここまで暑いと体が慣れていないため、余計に疲れるような感覚になりますね。

 

熱中症などの危険性も高まっているでしょうし、水分補給を意識して行うなど対策はしっかりとしていきたいと思います。

 

なおここ数日の暖かさにより、お茶の芽はグワッと大きくなってきました。

先週は少し寒く感じる日が続いていたのですが今週は暑いくらいの陽気。朝晩の冷え込みもそこまで低くはなっていないため、お茶の芽の生育はスムーズに進むことでしょう。

少なくとも1週間前の茶畑の状態とは大きく異なってきているこの頃です。

 

なめこの植菌

お茶前の準備作業はほぼ終了したということで、ここ数日間はこの時期に行いたい私的なことを進めています。

 

その一つが家庭菜園で育てる野菜の植え付け。夏野菜を植え付けるにはもう少し気温が欲しいのですが、今後お茶のシーズン入りをしてしまえばいつ動けるかわかりません。

そこで、一番茶が始まる直前くらいに苗を購入してきて植えるようにしています。

 

そしてもう一つ大きなことが、なめこの植菌です。

昨年伐採した山桜を今年の春にようやく玉切り作業を行いました。そして種駒を購入してきて植菌(菌の植え付け)しなければキノコを得ることはできません。

 

植菌作業の適期は冬から春にかけてであり、4月は一応適期に入っていますが遅めといえば遅めです。ですが、せっかく木があるのですから利用しない手はありません。

植菌作業は結構楽しいです。

ドリルで穴をあけ、トンカチを利用してコンコンと金を打ち込んでいきます。

 

なめこはデリケートな菌ということで、シイタケなどよりも多めに菌を打ち込みます。ほかの菌が繁殖するのを防ぐためですね。

また、金銭的に余裕があればたっぷりと菌を打ったほうがキノコの発生も少し早まるので少量の栽培で種駒の量に余裕があれば、手順書に書かれている量よりも少し増やしてみてもいいのではないかと思っています。

 

今回菌を打ち込んだ木はシイタケのほだ木を置いてある場所に移動させ、仮伏せという工程を進めています。

打ち込んだ種駒から原木へ菌を繁殖させる段階になりますね!乾燥させてしまうのはNGなので、とにかくある程度の湿潤さを維持することに努めます。

 

なめこは発生するまでに時間がかかるキノコになるため、収穫できる時をゆっくりと待ちたいと思います。