日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

未熟なお茶の実を割ってみた

こんばんは。

本日は再び梅雨空が戻ってきました。そのため外作業はいったんお休みに。少し章でやりたいことがあったのでそちらを進めました。

 

明日も今日と同じような天気になりそうな予報となっていますが、その後は晴れマークが多くなっています。天気予報でも「梅雨明けの気配」と言っていたので、本格的な夏の訪れも近いのかなと思います。

 

ただ梅雨というと後半に大雨になることが多いような気がしますが、今年そしてこのあたりの地域に関して言えば梅雨入りして間もなくの頃の方が雨が続きましたし雨量もあったように思います。

ここ数年、年ごとに雨の降り方が大きく変わるのでそれに対応するのもなかなか大変です。

 

お茶の実

チャの木は秋に花を咲かせ一年後に実を成熟させます。

芽や葉っぱを収穫する作物なので、なるべく花が咲かないように管理するのですが(木の状態が悪いと子孫を多く残そうとし花を多く咲かせます)どんな管理をしていても一切花が咲かない…ということはありませんね。

そのため毎年少なからず花が咲き実を付けます。

そして今、秋に向けてお茶の実がだんだんと膨らんできております!初夏の頃まではほとんど目立っていませんでしたが、ここへきて一気に膨らんできたように思いますね。

 

成熟したお茶の実は茶色のコロッとした見た目なのですが、成熟前の今はどのような状態なのか少し実を割ってみることにしました。

 

みかんの砂じょうのよう

穀物も熟す前は液体状なのですが、お茶の実も例外ではありません。

成熟する前のお茶の実を割ってみると中身はこのような状態になっていました。

核はまだ透明に近い液体状であり膜につつまれていたため、みかんの砂じょうのようだと率直に思いました。

皮もまだ白く少しナッツ感のある見た目をしていますね。

 

お茶の実は花が咲いてから成熟するまで一年ほどの時間がかかるため、受粉に成功していたとしても裾刈りなどで刈り落としてしまうことが多いでしょう。

今年は一年ぶりに実を集めて蒔いてみようと思います!