日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

お祭りの準備としての稲わらの掃除と本ず栽培

こんばんは。

今日の川根町上河内地区は最低気温が13℃、最高気温が24℃となりました。涼しいのに慣れてきたこと、風が穏やかであり日差しがしっかりとあったこともあり、暖かく過ごしやすい一日であったと思います。

 

たぶん先週の時点では、同じような気象状況であったとしても正直寒く感じていたでしょう。今年は気温の変化が急だったので、そんな風に感じるのではないかと思っています。

 

先日はお祭りの準備の一環として、しめ縄に利用する稲わらの掃除を行いました。

細かく切れてしまった物や葉っぱだけの物などを手作業で取り除き、しめ縄などを作る時に利用しやすい状態にする作業になります。

 

掃除した稲わらは適度な太さの束になるようにまとめ、屋根のある所で保管してあります。お祭りが近付いたら改めてしめ縄などを作っていくのです。

なお取り除いたものは使わなくなった茶の収容袋(収穫時に使用する白い大きな袋)に入れて保管してあります。ちょっと使いたいことがあるので、直ちに畑に敷いたりすることなく保管することにしたのです。

 

取り除いた稲わらを利用して

家庭菜園の畑の隅に少しだけチャノキを植え付けてあるのですが、来年はそこで本ず栽培方式による碾茶(抹茶)あるいは玉露となるお茶づくりをやってみようと思っています。

 

近年碾茶の生産量は増えてきておりますが、その多くが寒冷紗などの資材を使って覆いをしているものであり、昔から行われているコモや葦簀、稲わらなどを利用した方式によるものではありません。

 

大量生産には寒冷紗の方が向くのですが、本ず栽培の方が個人的には面白そうなので今回稲わらが手に入ったこのタイミングで挑戦してみようと思いました。

趣味程度の物になりますが、楽しみつつ取り組んでいきたいと思います。