日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

秋の栽培管理①

今日から10月。

茶農家にとってこの頃は

お茶の収穫・製造シーズンの次に忙しい季節です。

 

どんな作業をするかというと

整枝(せいし)という樹の形を整える作業をします。

 

 

この写真のような状態の茶の樹の

芽を刈り取り、きれいに整えます。

 

整えることで、来年の新芽が一斉に伸び

芽を刈り取るときに古い葉が混入することを

防ぐことが出来ます。

 

これが整枝の大きな目的なのですが

今回は整枝の前に行う裾刈りについて

投稿したいと思います。

 

裾刈り

裾刈りはお茶の樹と樹の間の

畝間を確保するために行います。

 

一枚目の写真では葉が茂り

畝間がはっきりしていないです。

この状態だと作業がしにくいので

整枝をする前に裾刈りを行います。

 

作業後はこの様な状態に。

 

 

縦にバリカンがついた機械を使い

左右の樹から伸びた芽を刈り取ります。

 

この作業は一人で行うことができるため、父が行っています。

まっすぐ一直線になるように刈るのが大変だそうです。

 

直線ではなく、曲がってしまったりすると

その後の整枝作業にも影響が出てしまうため

とても大切な作業になります。

 

まっすぐに刈れたらとても気持ちが良いでしょうね。

まだやったことはない作業なのですが

父のように刈れるようになりたいと思います。