夏も近付く八十八夜…。
今日5月1日は「八十八夜」になります(^^)/
今年の八十八夜は、汗がにじみ出るほどの気温となりました。
初夏と言うよりも、夏本番のような陽気でしたね…。お日さまの光もたっぷりと降り注いでいたため、体感的にも暑くなったのだろうと思います。
今年の新茶は、品質的には良い物が出来ています。
寒暖差が平年よりも大きかったので、芽の生長はゆっくりでしたが、香りが強く風味も豊かです!
八十八夜なので、新茶を購入した方・そろそろ購入する方もいらっしゃると思います…。
ぜひお茶を飲んで、身も心もちょっぴり休むことが出来るひとときをお過ごしください!
『一芯二葉』とは
お茶摘みをしたことがある方は…
「一芯二葉で摘んでください」
と言われたことがあると思います。
お茶の本などを見ても、『一芯二葉』あるいは『一芯三葉』という言葉が出てくることが多いです。
今回はお茶の芽について『一芯二葉』とは何なのかも含めて投稿していきたいと思います。
芯と葉っぱの数
お茶の新芽は、このようになっています。
上の方は尖った葉の形をしている一方で、それ以外はしっかりと葉っぱの形になっていますね…。
これに『一芯二葉』を当てはめていくと…
このようになります(^^)/
一番上の尖った葉っぱは『芯』と呼ばれ、新しい葉が作られる場所になります。
そして芯を除いた一番上の葉っぱが『一葉』
『一葉』その下が『二葉』となり、以降三葉・四葉と続きます。
そのため『一芯二葉』とは、芯と二枚目の葉っぱ『二葉』までを摘む方法となりますね!
ちなみに『一芯三葉』であれば、三枚目の葉っぱまでとなります。
上の方がより柔らかく栄養分たっぷり
お茶の芽は上の部分の方が、より柔らかく、栄養分もたっぷりと含まれている特徴があります。
よく『一芯二葉』と言われるのは、柔らかい新芽の中でもさらに柔らかく、栄養分が詰まっている場所になるからなのです!
しかし、二葉目から下の葉の質が著しく劣っている訳ではありません。
三葉芽などにも十分栄養分は詰まっていますし、収穫適期より遅くならない限り柔らかいです。
お茶農家は新芽を観察し、手触りなどで判断しながら収穫する位置を決めていきますね!