日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

ナラシ前後の茶畑

一昨日で終了したナラシ作業。

地域内でも、ナラシ作業が終盤となっています。

 

5月は、収穫前の新芽が美しい茶畑…。

収穫後のちょっと黄緑色が濃くなった茶畑…。

ナラシ終了後の鮮やかな緑色の茶畑…。

日毎に茶畑の様子が違ってきますが、収穫やナラシなどの作業を行うことで、大きく3つの顔を見ることが出来る季節となります(^^)/

 

6月になると二番茶芽が萌芽し、再び新芽が美しい光景が広がるようになりますね!

 

ナラシ前後

写真の茶畑は、一番茶シーズン前半に手摘みで収穫を行った畑です。

遅れ芽は、早く収穫を行った畑ほど…そして、手摘みで行った畑ほどたくさん伸びて来る傾向があります。

一見、収穫していないような雰囲気になることもありますね…。

葉は十分に柔らかいため、お茶として加工しても良い物が出来るでしょう!

 

しかし、収穫は行わず刈り落とすことで、土への有機物の補給を行う事としています。

刈り落とした葉っぱは次第に分解され腐葉土となり、良い土づくりに繋がっていくのです(^^)/

 

ナラシ作業を終えた後がこちら…。

作業前の状態と比較すると、雰囲気が大きく違っていますね。

 

もちろん日の当たり方の違いなどはありますが、遅れ芽を刈り落とすことで輪郭がハッキリとしてくるような…。

何となくスッキリとした雰囲気に変わっていきますね。

 

現在のお茶の樹は、ナラシで残した葉っぱや茎が充実する季節。

そして、二番茶として伸びる芽が充実して来る季節です。

 

6月になると、二番茶芽の生育がまた一段と進んでいくでしょう!