おはようございます。
昨日は雲が多くいつもより暖かく感じた1日でした。
しかし夜の間に晴れたのか、今朝は冷え込みが厳しいですし霜もしっかりと降りています。
少し昼の時間が長くなってきたように感じますが、陽気はまだまだ冬らしいですね。
一番茶まで…
一番茶の収穫までに行う作業は肥料まき、防除、化粧刈りなどです。
重要な作業は2月の上中旬から始まります。
まずは春の肥料まき1回目。土と混ぜ合わせる作業もしっかりと行います。
続いて赤焼病という病気の防除。
銅剤を使用して葉っぱに出来た小さな傷口から病原菌が侵入しないように対策を行うのです。
さらに、冬の強風などで乱れてしまったお茶の木の手直し『化粧刈り』を行います。
これは収穫時に古い葉っぱが混入するのを防いだり、傷が多く付いているであろう葉を刈り落とすことで病気を予防するなどの効果を得られますね。
3月になると2回目の春の肥料まきを行います!
春の肥料まきは有機質肥料を主体とした物を使用します。
肥料としての効果を得るためには微生物たちに分解される必要があるのですが、気温が低いと微生物の働きも穏やかで分解はそれほど進みません。
気温の上昇に合わせて、肥料を数回に分けて施すようにしているため何回かの肥料まきを行います。
中旬頃にはダニ(カンザワハダニ)の対策を実施。
生育状況を確認しながら必要があれば防除を行います。ただし、越冬しているであろう場所などに集中して行いますね。
今年は天敵製剤の1つミヤコカブリダニ製剤の使用を増やし効果を確認してみる予定です。
3月末から4月頭にかけては最後の肥料まきを…。
お茶は実を収穫する作物ではなく、育った体の一部を頂く作物になります。収穫はお茶の木に負担がかかるため、それらを改善するために効果がゆっくりと続く肥料を施します。
そして最後にお茶工場の大掃除などを行います。
これが一番茶の収穫までに行う作業の流れになりますね。
本格的に動き出すのは2月からですが、それまでには経理などもある程度終わらせたいと思います。