こんばんは!
今日の未明には前線が接近したため
ザ―とまとまった雨が降りました。
木曜日以降、曇りがちの日が続き
今朝は雨…。
しかし雨はお昼前には上がり
午後からは快晴となりました。
空気も澄み、遠くまで見渡せ
気持ちの良い青空が広がる午後でした。
今日は久しぶりに山の茶畑へ行き
茶園の状態を見てきました!
三週間ほど前までナラシといって
茶の樹の表面を刈り、整える作業がありましたが
その作業が終わると茶園管理はひと段落。
そのため秋のナラシ以降は
茶園に行き作業を行う機会が少なくなります。
そのため
今回は茶園の状態を見るために行きました。
秋になるとお茶の樹は生長がストップします。
気温が高く、日の当たる時間が長ければ
ずーと新しい芽が出続けていくのですが
日本には四季があるため、生長する時期と
そうでない休眠をしている時期があります。
これからの季節はお茶にとって、
休眠の季節になるのです。
新しい芽が伸びてこないので
秋はナラシ作業で樹の形を整えたら
そのままの形で冬を過ごしていきます。
しかし来年の春伸びて来る芽は
すでに準備されています。
ほのかに「ふっくら」と膨らんだお茶の芽…。
長い冬を耐えて、2019年の一番茶(新茶)
となるのです。
今年の芽はどんな感じかというと
1つ1つの芽がしっかりと膨らんでいて
寒さなどが大きく影響しなければ
良い芽が伸びてきそうな感じでした。
上河内地区では一番茶(新茶)の収穫は
4月の月末から5月上旬の頃に始まります。
そのため収穫までは半年以上の時間が…。
まだまだ先の事ですが、
良いお茶が収穫できると嬉しいです。
未来へ向けて
今年の秋は改植の準備を進める予定です。
改植(かいしょく)とは
植えられている茶の樹を扱ぎ
新しい樹を植えることです。
一言で説明するなら
「茶の樹の植え替え」と言ったところでしょうか。
お茶の苗木は3月中旬ごろから
4月にかけ植え付けることが多いです。
そのため、植え付けの時期よりも前までに
苗を植える畑を準備しなければなりません。
この改植という作業は
毎年ある作業ではありません。
野菜などは毎年、苗を土に植え育てますが
お茶の樹は滅多に植え付けを行わないのです。
一度植えたお茶の樹は30年以上、
育てていくことが多いです。
実際、岡埜谷農園では30年、40年以上も
前に植えられた茶の樹の畑が多いです。
今回、改植を行う畑も数十年ぶりの植え替えです。
すでにその畑では、植えられていた茶の樹は
扱いであります。
その樹を燃やすなどして灰にして
土に戻していくのが、これから行う作業です。
これから30年、40年以上
付き合っていく茶の樹を植える作業である改植。
滅多に行わない作業ですが
滅多に行わないからこそ大切な作業になるのです。