日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

4月上旬 お茶の芽の生長状況

おはようございます!

今日は久しぶりに雨が降りました。夜明け前から雨が降る音がしたので、数時間は降り続いたものだと思います!

 

8時になると雨も弱まり、徐々に明るくなってきたので、今日も良い天気となりそうです。

 

最近は雨があまり降らず、平年と比べてもかなり少ない状況です…(-_-;)

この時期に降る雨は、お茶の芽の生長には重要なので、適度に雨は降って欲しいものです。

 

晴天続きと乾燥が続いていたので、今回の雨が良いお湿りとなってくれそうです(^^♪

お茶の芽もより一層、大きくなっていくと思います。

 

今回は、1週間ぶりにお茶の芽の生長状況を投稿したいと思います。

(写真は日曜日に撮影した物です)

 

 

ゆっくり生長

4月の上旬のお茶の芽はこちらです。

まだまだ小さいですが、茎の所々から黄緑色の小さなお茶の芽がツクツクとしています!

 

1週間前は…?というとこの状態↓

こちらの写真と比べると、芽の大きさにはあまり変化がないように見えます…。(撮影した場所は違いますが、生長の程度は同じくらいです)

 

 

というのも、先週前半はずっと気温が低い日が続いていました。

最高気温も15度程度、最低気温は0度近くまで下がる日が多かったので、生長のスピードがゆっくりになったと思います。

 

 

気温に左右

お茶の芽の生長は気温に左右されます。

温暖で、季節外れの暖かさが続けば、どんどん大きく生長していきますし、芽の出る時期も早くなります。

 

逆に寒かったり、昼夜の寒暖差が大きいと、芽が出てくる時期・成長のスピード共に遅くなるのです(^^)/

 

今年の傾向は、萌芽(芽の出てくるタイミング)は早かったです!

今年の冬は弾道傾向で、3月の中旬や下旬も気温の高い日が多かったので、早くなったのだと思います。

 

 

しかし、3月末から4月上旬にかけては、気温が下がりました!

季節外れの強い寒気…ということで、桜と雪がコラボレーションした地域もありますね…(^^;)

 

お茶の芽は気温に左右されます。特に芽が小さなうちは、気温が高ければグングン生長しますし、逆に低ければゆっくりペースになります。

 

そのため、1週間前とくらべて大きな変化は起きていないのです。

 

 

雨も降って、晴れて、気温も上がって…

今日は久しぶりに雨が降りました。

今後の天気を見ても、晴れたり雨が降ったりを繰り返しそうですし、気温も高い日(氷点下近くになる日はなさそう)が続きそうです。

 

今後は天候にも恵まれそうなので、確実に大きく生長していきそうです!

順調に生長すれば、1週間後のお茶の芽は「確実に大きくなっている!」と分かるほど、大きくなるのではないかと思います。

 

ゆっくり育って良いお茶に…

萌芽してからの生長スピードはゆっくり。

しかし、お茶の芽がゆっくり育つことはデメリットにはなりません。

 

じっくり・ゆっくり育つことで、栄養分は貯えらえたまま…薄くて柔らかい繊細なお茶の芽、香りのよいお茶の芽に育ちます。

 

川根町上河内地区は、山に囲まれているので気温が低く、昼夜の寒暖差も大きいです。芽がゆっくり育つため、どうしても一番茶(新茶)の収穫は、周辺の地域や牧之原などと比べると遅くなってしまいます。

 

しかし、香りの良いお茶を作るためには最適な環境です(^^)/

まだまだ、小さいお茶の芽ですが、しっかりと生長を見守っていきたいと思います。