日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

多雨多湿の状態が続くと発生しやすくなる「もち病」

今年の梅雨入りは早く5月中旬から雨や曇りの日が多くなっています。

 

特に先週は梅雨に入ったばかりなのに、まるで梅雨の終わりの頃のような降り方でしたね。

雨が多く湿度も高い梅雨らしい状態が続くこの頃となっています。

 

 

もちが膨らんだような見た目

雨が多かったり、湿度が高い状態が続くともち病と言う病気の発生が心配になります。

 

この病気が多雨多湿の状態が続くと発生する可能性が高まる病気です。

そのため、地域の特徴や畑のある場所によっても違いがあります。

 

まず主に山間部の茶園で見られることが多く、平地の茶畑ではあまり見られないと言われていますね。

 

山間部は霧が発生する事も多いですし朝露も降りやすいため、もち病が発生しやすい傾向があるのかもしれません。

 

 

そして山間部の茶園でも畑のある場所で違いがあります。

 

風通しが良い場所ではそれほど発生しませんが、日当たりが悪い場所など湿気が溜まりやすい畑では蔓延する事もある怖い病気なのです。

 

病気がある程度進行すると…

葉の表側は黄色っぽくなり凹みが出来ます。

 

対して裏側は

白っぽくなり膨らみます!

 

まるで餅が膨らんでいるようにも見えますね。ただこの状態で終わりではありません。

 

ある程度時間が経つと白く膨らんだ部分は黒くなり完全に死んでしまうのです(>_<)

 

葉に何か所もこのような膨らみが発生することもありますし茎に病気が出る事もあります。そのような状態になると葉っぱの一部だけでなく、芽全体が死んでしまうこともありますね。

 

さらに病気が発生するのは若い葉っぱや芽になるため、収穫前に発生すると収穫をあきらめる必要も出てきます…。

 

 

発生しやすい場所のみ防除

今年は梅雨入りが早く多雨多湿な状態がすでに続いています。

そのため、もち病が発生しやすい畑のみ病気の蔓延を防ぐための防除を行う事にしました。

 

使用したのはフジド―Lフロアブルという銅剤です!

病気の蔓延を防ぐためなので、新たに病原菌が侵入しないように保護剤を選択しました(^^)/

 

すでに病気に感染している場合それを治療する効果は一切ありません。

(症状が出た葉っぱはどのような農薬を使用しても元には戻りません)

 

大体ですが、降水量で300㎜程度まで。

雨が降らなければ3週間程度、病原菌の侵入を防いでくれると言われています。