二番茶まで一週間を切ったという事で、野イモのツルや草取りをもう一巡行い始めました。
二番茶シーズンは野イモ(自然薯)のツルが伸びてきます。収穫時に混入してしまうと、機械に絡みつきトラブルの原因になることもあるため注意が必要な植物です。
また秋になると取り残した株にムカゴが出来ます。それが地面に落ちると野イモが増えてしまいますね。野イモのツルは手作業で取り除くため作業量が多くなりますし、イモがある程度育つとイノシシに狙われ茶畑が荒らされる原因にもなります。
そのため、根っこあるいはイモから丁寧に取り除くことを意識しています。まあ途中でツルが切れてしまう事も多いですが(^^;)
ちなみにツルの生育が早いため、取り除いた後に他の株の物が伸びて来る事もあります。野イモのツル取りは収穫前にも確認をするため3回程度は行う事になりますね。
根っこから取り除けるときの手応えというか感覚はとても心地よいです(^^♪
本当に気持ちが良いので、もし機会があれば味わってみて欲しいと思います。
一番茶後に使用した機械
一番茶の収穫後に使用した、お茶の木を刈り込むための機械たちがこちら。
手前から
刈ナラシ機(バリカン式)
浅番刈機(浅刈りなどに)
大型剪枝機(中切りなどに)
そしてタイヤが付いている物が
裾刈り機(自走式)
になります。
刈ナラシ機はお茶の木の表面の枝葉を刈り整えるための機械です。
柔らかい葉っぱや芽を刈り落とす用途で使用しますね。使用頻度も高めの機械になります。
浅番刈機はナラシよりも少し低い位置で枝葉を刈り落とす時に使用します。
葉っぱが残るか残らないか…くらいの位置まで刈り落とす時に使用したり、中切りや深刈り作業の一段階目、枝葉を大まかに落とす時などにも使います。
大型剪枝機は中切りや深刈りなどの、低い位置で太めな枝を切る時に使用する機械になります。太い枝を切るため刃は頑丈に作られていますしエンジンも大きいです。使用頻度は低めですね。
そして裾刈り機。こちらはお茶の木と木の間、畝間部分の枝葉を刈り落とす専用の機械になります。この中ではナラシ機と共に使用頻度が高いですね。一番茶と二番茶の収穫後、そして秋のナラシ作業前に使用します。
この4種類の機械はこれでワンセットのようなもの。お茶の木を刈り込んだり形を整えたりするために必要な物です。
機械の手入れ
今回はこれらの機械の整備として、汚れを洗い落とす事にしました(^^)/
刃には茶渋などの汚れが付いているため、作業が終了したら必ず洗いキレイな状態で保管するようにしています。
浅番刈機と大型剪枝機に関しては来年まで使用する予定が無いため、燃料を抜きグリスアップや油を刺して来年の一番茶後に備えますね。
これらの機械はお茶の木の管理には欠かせません。
茶畑やお茶の木ばかりに目を向けるのではなく、使用する機械や道具もしっかりと手入れをするように心がけています。