日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

順調に生長中の三番茶芽 葉層をしっかり確保できる見通しに

昨日は今シーズン一番の暑さとなりました。手元の温度計で36℃越え。やはりここまで気温が上がると何もしてなくても疲れるような感覚になりますね。

 

今日も気温が上がりましたががそこそこ吹いていたため、極端な暑さには感じませんでした。室内よりも屋外(日陰)の方が風通しが良いため、過ごしやすささえ感じますね。

 

その一方で最低気温は25℃を下回ります。熱帯夜にはまだなっていないので、夜はかなり過ごしやすいです。昨夜はエアコンを使用しましたが、未明になると外の方が涼しくなり目が覚めてしまったので、ここ最近はエアコンを使用するかどうかの調節が難しいと感じています。

 

順調に生長中

8月になりお茶の芽は上へと伸びる生長は一旦止まりつつあるように思います。

次は葉っぱが開いていくのですが、芽の下の方の葉から順次適度な大きさに育ってきていますね。芽数が少なすぎると一枚一枚が大きくなるのですが、全体的に見てスカスカな状態となります。

その一方で、葉が小さすぎると少雨など何らかの影響を受けたことが考えらるため、ほどほどの大きさが良いと思っています。

 

また秋のナラシ時点で葉っぱの層を最低5㎝は残したいのですが、この点も十分クリアできそうな状態で育ってくれています(^^)/

 

葉の層は薄すぎても厚すぎても良くありません。

薄すぎると太陽からの光をしっかりと利用できない可能性がありますし、蓄えられる栄養分の量も少なくなってしまいます。

 

逆に厚すぎると内部の方の葉っぱは光が当たらず光合成が行えません。養分を蓄える場所はたっぷりとあるのですが、同時に呼吸を行い養分を消費している一面もあるため、栄養分の消費量が多くなってしまうでしょう。

また風通しが悪くなってしまえば、病害虫を発生しやすくさせてしまう可能性もあります。

 

大体8㎝程度が一つの目安とされており、5㎝を下回ると生育に影響が発生。しかし10cmを超える必要はあまりないため、5㎝は最低のライン目標は7~8㎝です。

三番茶芽の長さだけでも8㎝程度はありそうなので、このまま葉が成熟(硬化)してくれれば葉層の確保はしっかりと出来るのではないかと思います。

 

とは言え、もし病気に感染していれば今後症状が出始める頃合いになります。症状が出始めてしまえばどのような対策をしても元には戻せないため挽回は出来ません。

防除はしているものの必ず防げるわけでは無いため、このままの状態で葉が充実してくれることを願うのみです。