日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

黒いポツポツ・縮れた様な葉っぱ… ウンカの被害に遭ったお茶の芽

昨日の晴れ&高温から一転、今日は雨が降り続く空模様となりました。

気温も低めなのか少し肌寒さを感じますね…(^^;)

 

過ごしやすい陽気ではありますが、気温の変化などにより体調を崩さないように気を付けて過ごしていきたいと思います!

 

病気のように見えるけど…

なんだか色褪せたような葉の色…。

縮れた様な葉の形…。

所々にある黒いポツポツや黒くなった部分…。

一見病気のように見えるこれらの症状ですが、これはチャノミドリヒメヨコバイ(通称ウンカ)の被害に遭ったお茶の芽になります。

 

芽から樹液が吸われてしまうので、新芽の生育が著しく悪くなってしまうのです。

 

ちなみに病気ではない…と言いましたが、葉の先端が黒くなっている部分は「赤葉枯病」という病気の可能性があります。

ウンカに吸われてしまうなどして生育が悪くなることで発生する病気です。

 

このような葉っぱが見られた場合は、チャノミドリヒメヨコバイがいる可能性が高いですね…。

発生が少しであればお茶の香りを強めてくれる存在なのですが、ここまで芽の生育に影響が出る場合は少し多過ぎます。

 

その後の生育にも大きく影響…。

お茶の樹が疲弊してしまうのです。

 

ご家庭で防除する場合は…

ご家庭でお茶の樹を育てている場合のウンカの防除方法は主に3つあります。

 

1つは黄緑色の葉っぱや芽の部分を完全に剪定する物理的な防除です。

ウンカは芽の部分から樹液を吸うことで生きています。また卵を黄緑色の茎の部分に産み付けるため、生息する場所を取り除くことで生育数を減らすことが可能です。

 

2つ目は黄色の粘着シートを設置する物理的な防除です。

ウンカは黄色い物に向かって飛んでくるため、黄色の粘着シートを設置することで防除することが出来ます。

 

ハエを取るためのテープみたいなイメージですね!

 

そして3つ目は農薬を使用した防除です。

天敵や昆虫などに優しい物を選択することが重要になります。おススメとしては「コルト顆粒水和剤」「ウララDF」などでしょうか…。

 

どちらも環境に優しく安全性も非常に高いです。

散布後に分解するのも非常に早いメリットがあります!

 

ただし少し値段が高めです…。

量が多く持て余してしまう事もあるかもしれません。

 

少量で使いやすい物としては「オルトラン水和剤」が良いかな…と思います。

家庭菜園用に1g程度の少量にパックされた物が販売されているので使いやすいですし、ほとんどのホームセンターで販売されています。

 

手ごろな値段で購入しやすいメリットがあります。

 

主に3つの防除方法がありますが、重要なのはどれか一つのみを行うのではなく多様な防除方法を組み合わせることです。