日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

お茶の樹の枝の白いポツポツは「カイガラムシ」の可能性あり

おはようございます!

 

昨日は一時的に太陽が出る時間帯があり、久しぶりに1日を通して雨が降りませんでした。

今日も雲が多めの空模様となっていますが、今のところ雨が降る気配はありません。また時々日が出る事もあるので、気分的にも少し気持ちが良いですね!

 

本格的な梅雨明けはまだいつになるか分かりませんが、そろそろ快晴の空を見たいと思うこの頃です。

 

お茶の樹の枝に白いポツポツ

まずはこちらの写真をご覧ください。

このお茶の樹は通販で購入し鉢で育てている物なのですが、枝の部分に白いポツポツが出来ているのが分かると思います。

 

本来であれば茶色っぽいような枝となるのですが、所々に白い繭のような物が付いていますね…。

 

実はこれ『クワシロカイガラムシ』という害虫の一種なのです!

 

お茶の樹に被害をもたらす害虫の大半は新芽や葉っぱの部分に影響を与えますが、クワシロカイガラムシに関しては枝の部分に生息して被害を与える害虫になります。

 

ちなみにこの白い物は、メスの成虫のクワシロカイガラムシです。

白い貝殻をかぶっている事から”カイガラムシ”という名前が付けられています。

 

クワシロカイガラムシの被害

クワシロカイガラムシは幼虫とメスの成虫が枝の部分から樹液を吸うことで被害を与えます。

発生量が少なければ問題ないのですが、白い塊が目立つほど大量に発生すると新芽が伸びなくなったり、葉の色が悪くなる被害が出始めます。

 

さらに酷くなると葉が落ちてしまい、枝が枯れて死んでしまう事もあるのです。

 

茶畑の方でもクワシロカイガラムシを見ることはありますが、天敵たちが活動してくれているため被害が出るまでには至っていません。

そのため現状では、クワシロカイガラムシを対象とした防除は実施していません。

 

ただし、発生量が多くなれば被害が出てきたりするため観察は怠らないようにしています!

 

防除方法

クワシロカイガラムシが発生した場合のご家庭での防除方法!

 

もし虫に触れるのに抵抗がなければ白い塊を手で擦り取ってしまう事が出来ます!

簡単に取れてしまうため、手で擦るのが最も簡単な防除方法です(^^)/

 

また幼虫が孵化するタイミング(5月下旬頃・7月下旬頃・9月下旬頃)に合わせて、枝に水がかかるように積極的に水をあげることで発生を減らすことも可能です。

水に濡れることで窒息して死んでしまったり、枝から流されてしまう事で枝に寄生するのを防止できます。

 

農薬を使用するとしても幼虫が孵化するタイミング(5月下旬頃・7月下旬頃・9月下旬頃)に行います!

を使用する場合は枝の部分をしっかりと濡れるように散布するのがポイントです。また天敵に影響がない資材を使用するのも重要ですね。

 

天敵に優しい農薬としては「コルト顆粒水和剤」「アプロードエースフロアブル」が挙げられますが、量が多いためご家庭用では持て余してしまうと思います…。

 

そのため「テデトール」と「水にぬらす」方法で防除するのが良いと思います(^^)/

 

また現在、米ぬかによる防除も実験しているのですが、こちらに関しては結果が出たら投稿させて頂きたいと思います!

 

最後に

枝の部分に白いポツポツがあったらクワシロカイガラムシの可能性が高いです!

ほかにもカイガラムシには種類があるのですが、今回はクワシロカイガラムシに関して投稿させて頂きました。

 

僅かな量の発生であれば問題ないのですが、白いポツポツが目立つほど多発すると最悪の場合枝が枯れてしまう事もあるほど深刻な状態になります。

 

こまめに観察を行い、徹底して防除することでお茶の樹が育ちやすい環境を整えていきましょう!