日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

敷き草作業

こんばんは。

今日の朝は地味に冷え込みが厳しくなった川根町上河内地区です。先週の寒波襲来の時は−4℃ほどでしたが、今日の温度計を見ると-5℃。軒先で測定しているので誤差は当然あると思いますが、若干冷え込みが厳しくなったのかなと思います。

 

ただ、明日からは2月が始まります。そして二十四節気の1つ「立春」もやって来て、季節は春へと向かい動き始めますね。

まだ気温は低い状態が続くと思いますが、梅の蕾が膨らんできたり水仙の芽が出てきたり、春らしさを感じる光景も増えるのではないかと思っています。果たして今年はどのような春になるのか、今からワクワクしている一月最終日です。

 

敷き草

投稿が遅くなりましたが、一月中に敷き草作業を無事に終える事が出来ました。

昨シーズンまでは有機物の供給が少ない幼木園に集中して入れていましたが、今シーズンからは成園に入れるようになりました!

ただ、秋冬番茶を収穫せずに刈り落としたり二番茶後に浅刈りをするため、有機物として供給するお茶の枝葉の量はなかなか多いです。また、一番茶後に一部の畑で行う深刈り作業ではより大量の枝葉を刈り落とす事になるため、全ての畑に敷き草を行う訳ではありません。

まあ、茶草場の面積的に草の量も限られていますしね…。

 

ただし、あえて敷き草を行わないようにする畑があるのも事実です。有機物の使用にも適度な量というのがあります。大量に補給したのでは植物の生育や土の状態を悪くすることもあるため、ただ補給すればよいというものではないのです。

 

今年は青い状態で…

うちでは9月上中旬にススキを刈り、その場で乾燥させて晩秋から冬にかけて畑に入れて行きます。ただ、年々生息頭数が増えているシカの影響もあり、利用できる草の量が減ってきてしまっていますね。

乾燥していない状態であることを考慮しても、刈った時点と比べると半分以下に減ってしまっています。これはシカなどに食われてしまったり、上を歩くことで細かく砕けてしまったためだと思います。

 

そこで今年は刈った草をすぐに茶畑に敷いていくような方法を取ってみたいと思います。これであれば刈った草を最大限利用することが出来るようになります。

やり方を変える事でどのような違いが出るのかは全く分かりません。だからこそ試してみたいですね!

 

ただしこの時期は作業が立て込む時でもあります。他の作業が遅れてしまうのは避けたいので、あくまで余裕をもって取り組める範囲に止め試験的に行うつもりです。

一年で何か違いが出てくるようなものでもないので、最低でも三年できれば五年ほどは継続して行いたいと思います。