7月になってから連日真夏のような天気となっている川根町上河内地区。この頃も夏らしく蒸し暑さが厳しくなっています。また、午後になるとにわか雨が降りそうになるのもこの時期らしい天気と言えるでしょう。
実際に雨が降っている所もありレーダーを見ると雨が期待できそうな状態になるのですが、当地区に雨が降ることは今の所ありません。雨が降って欲しいところであり、近くでは雨が降っているのにも関わらず雨が降らないのもこの時期あるあるかなと思います。
週間天気予報を見ると来週は雨が降りそうな予報が出ているので、その時には雨が降ってくれることを期待したいものです。
浅刈り中の一コマ
今回は浅刈り中に見つけた一コマを少しご紹介。
一つはフキバッタの仲間を見つけたこと。フキバッタはバッタなのに飛ぶための羽が退化しており、跳ぶこと(ジャンプすること)は出来ても空を飛ぶことは出来ないバッタです。
捕食者がいない状況下であれば羽を退化させる選択肢があっても問題ないと思うのですが、捕食者がいるような状況下でありながらも空を飛ぶ選択肢を無くし種を繋げているのでとても興味深いですね。
もう一つは寄生バチに寄生されたように思われるハマキムシの卵を見つけられたこと。
こちらはハマキムシ(チャハマキ)の卵だと思われます。この存在に気付いたのはすでに葉っぱを刈り落としたあと。そして写真を撮るまでにも少し時間が掛かっているので水分が抜け枯れかけています。
チャハマキは写真のように黄色っぽい卵を塊に産む傾向があります。卵が黄色っぽい状態、あるいは黄色主体で卵一つ一つの中央部分が黒っぽい状態だと正常な状態になるのですが、全体が黒っぽくなっている卵が見られました。
卵全体が黒っぽくなるのは『キイロタマゴバチ』という天敵に寄生された状態であると思われます。※あくまでも病害虫を解説している本の内容を見ての判断であるため確実なことは申し上げられません。
ただ、もし寄生されているとしたら全ての卵が変色しそうな印象も受けるので、ちょっと疑問点も残っています。
もし刈り落とし前に気が付いていればあえて残すことでその後の状態を観察できましたが、刈り落としてしまった以上それは出来ませんね。浅刈り作業にはこのように害虫の防除効果もあるのですが、この件に関しては少し勿体なく思ってしまいました(^^;)
毎年同じような作業をしていますが、細部に目を向ければまだまだ発見することもあります。ただ惰性で作業を進めるのではなく、小さなことにも気付けるように細部に目を向けることも心掛けたいと思った出来事でした。