日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

早速現れる敷き草の効果

先日、茶畑に敷き草を行う効果について投稿しました。

お茶の樹を寒さから…

 

そんな敷き草の力が、最近の寒さで発揮されることとなっています!

 

 

霜・霜柱をガード

川根町上河内地区では、11月末に初霜が降りてから、今日までに4回霜が降りています。

紅葉していた木々の葉っぱも大半が落葉…。そして冬特有の、西から冷たい乾いた風が吹くようになり、季節は完全に冬へと移り変わりました(^^)/

昼間はキレイな青空と茶畑を楽しむことが出来ます。が・・・

 

霜が降りた朝は、いかにも寒そうな景色に変化します。

大人のお茶の樹も、若いお茶の樹も、霜で葉っぱが白くなっています。

 

ただし、敷き草を行った畑では、地面に直接霜が降りるのを防ぐことが出来ているのです(^^)/

敷いた草には、びっしりと霜が降りていますが、草をめくってみると土には霜は降りていません。

 

むき出し状態の土の一部では、霜柱が出来ている所も…。

しかし「霜柱」に関しても、敷き草を行った場所では発生が見られなかったですね!

敷き草により、ある程度は土が冷えにくくなっているのだと思われます。

 

 

ちなみにお茶の樹は、地上部分に出ている葉っぱや枝の方が寒さに強く、土の中…つまり根っこは寒さに弱い特徴を持っています。

そのため、敷き草をすることが根っこを寒さから守ることになり、お茶の樹を寒さから守ることに繋がるのです。

 

特に若いお茶の樹は根っこの量もまだまだ…。寒さにより根っこがダメージを受けると、その後の生長にも影響が出てしまいます。

そこで、敷き草をすることで、寒さから守っているのです(^^♪

 

 

本領発揮

明日は都心でも雪になる可能性があるという事で、秋から冬へ一気に季節が進んだように感じますね…。

今後は寒さも厳しくなっていく一方です。敷き草の力が発揮される場面も多くなっていくでしょう!