こんばんは。
今朝は手元の温度計で8℃まで冷え込んだ川根町上河内地区です。あくまでも手元の温度計による数年間の記録になってしまいますが、最低気温が10℃を下回ったのは今シーズンでは今日が初。昨年までと比べると10℃を下回るタイミングがかなり遅くなっています。
昨年までは暖かいと言えど10月下旬中には10℃を下回る日が確実にあり、さらにそのような日が何日かあったのですが今年は11月になってから初めて10℃を下回りました。気温の面から考えると季節の進みが10日から2週間程度遅れているような形となっています。気付いていないだけでこの影響がすでに出ているかもしれないですね。
来年の一番茶芽
秋のナラシ以降もあまり目立たないもののチャノキは生育を続けています。上に伸びた枝葉を刈り落とすことで再度芽を伸ばそうとし、その準備を進めていくのですが、時期的に気温が低下していくため基本的には萌芽までには至らず休眠へと突入していくのです。
つまり、前年の秋のうちに春に伸ばす芽の準備がある程度進められているという事になります。この準備期間があるため充実した芽が春に伸びやすくなるとも言えますね。
現在のチャノキの様子を見ると小さいですが芽が膨らんできています。品種および畑の場所によってはいつまでも暖かい気温の影響を受けてすでに萌芽しかかっている芽が少しあるような所もあるのですが、大半の所ではこの時期らしい芽の状態となっていますね。
今の気温の状況から考えるとこれ以上生育が進むのは考えられにくいですが、今後再度気温が上がるようなことがあれば芽吹いてしまう可能性が高まります。そうなると少し厄介です。
そして昨年までと比べ10日から2週間気温低下が遅れているため、この影響が今後チャノキの生育に影響を与えるのか、影響を与えるとしたらどのような形で出てくるのか、この点はしっかり注視していきたいと思います。