日々お茶暮らし  茶農家のブログ

川根地域でお茶づくりをしている農家のブログです

今年もちょっぴり種まきを実施

こんばんは。今日の川根町上河内地区は朝からお昼過ぎくらいまでは雲が目立つ空模様となりました。予報的にもっと晴れるかと思っていたので少し拍子抜けしましたね。ただ夕方からはしっかりと晴れて、今では星や月がしっかりと見えています。

その分気温がグングン低下しているので、明日の朝も寒さが厳しくなりそうですね。

 

最近は草取りを行っているのですが、土が冷えてきているのがよく分かります。気温が低く、先日は雨が降り水分量も豊富な状態。さらに日照時間が短い時期で曇りの日も多い状態なので、地温が下がる一方であると思います。

 

ちなみにお茶の木は地上部よりも地下部、つまり根っこの方が低温でも活動できます。さすがに11月中旬頃からは根っこの生長も止まっているとは思いますが、秋の頃は一年で最も根が伸びる時期になりますね。

草取りと共に土や地下部の確認もしたのですが、健康そうな根がしっかりと伸びていました(^^)/

 

今年も種まき実施

昨年の秋に集め、種を蒔いて育てたお茶の木。何本か育ったのですが、その中で最も香りが良いものを選抜し残しておきました。まだ何年か育ててみないとお茶の品質が分からないのですが、かなり良い香りだったので今後の生育も楽しみにしているところです。

そして今年も種まきを行う予定です。

昨年よりも量は減らしますが毎年種まきを行い、最も良さそうだと感じた株を残していく事を続けて行きたいと思っています。

 

お茶の木は自家不和合成であり、種で育てると親と違った特徴を持った株が育ってくる事がほとんどです。大きく違った特徴が出る事もありますしほとんど違いが無い事もありますが、親と同じになることは無いと言っていいでしょう。

同じお茶の木から採取した種であったとしても、それぞれ違った特徴が出てくるのがなかなか面白いと思っています。

 

果たして来年はどのような株が育ってくるのか。

そして昨年から今年にかけて選抜した木はどのような一番茶の芽を伸ばすのか、とても楽しみにしています。