日々お茶暮らし

お茶で有名な川根地域でお茶づくりをしている茶農家のブログです

二番茶の萌芽

お茶は1年に一回だけしか収穫できない作物ではありません。

栽培方法や地域の環境によっても異なりますが、1~3回は基本的に…多ければ4回、5回と収穫を行えることができるのです(^^)/

 

その年の一番最初に収穫したお茶のことを一番茶あるいは新茶と言い、以降二番茶、三番茶と続きます。

 

今までは一番茶の収穫シーズンでしたが、今後は二番茶シーズンとなるのです。ちなみに、二番茶の収穫シーズンは地域によっても違いますが、5月下旬頃から6月下旬頃になります。

 

一番茶の収穫期から、大体40~50日ほど経過すると収穫できるとされる二番茶。

上河内地区にある、おかのや農園の茶畑では、現在二番茶の芽の萌芽を迎えています!

 

 

萌芽とは…? 一番茶の萌芽と二番茶以降の萌芽の違い

萌芽とはどのような事なのか…?

簡単に説明すると、閉じていた芽が開くことになります。

 

一番茶の時は、半年以上前に準備されていた芽が冬を耐え、春になり気温が上がることで、芽が膨らみそして開きました。一番茶は、気温が暖かくなることが萌芽の条件となるため、そろって芽が伸び始めます!

 

しかし、二番茶の場合はすでに気温が高い状態…。気温の条件はすでにクリアしています。

そのため、芽の状態が整えば、萌芽するのです。

 

このことから、二番茶以降は、どうしても多少のばらつきが生まれてしまうのです…。

 

 

ナラシで生長の進み方を統一

一番茶の収穫から秋までの間は、暖かい気温が続くのでお茶は常に芽を伸ばそうとします。

 

一番茶の収穫を終えた畑を、全く手入れをしなかった場合…

バラバラに芽が伸びるため、お茶の樹の形も大きく乱れてしまいます。

 

伸びた芽ほど養分がつぎ込まれるので、大きく伸びる所とそうでない所ができるのです。

 

デコボコ状態のお茶の樹となってしまうため、一番茶以降の収穫を行うことは難しいですし、病気や害虫の発生・蔓延もしやすくなってしまいます。

 

そこで、お茶の樹の形をキレイに整えるために、「ナラシ」という作業を行うのですが、ナラシにはお茶の芽を均一に伸びるように調節する役割もあります。

 

すでに生長し始めている芽をカットし、これから膨らむ芽に養分が回されるようにすることで、少しは芽の生長が均一になります。

 

 

二番茶の萌芽

現在萌芽を迎えているお茶の芽がこちら

ツクツクと様々る所からお茶の芽が伸び始めています。

 

一番茶と違って、すでに気温は高い状態なので、葉っぱが開き始めるまでの時間も短いです。

 

一番茶の時は一週間に1枚の葉っぱが開くスピードでしたが、二番茶では5日ほどで1枚の葉っぱが開いていきます。

 

二番茶の芽は、あっという間に生長してしまうため、病気や害虫の発生など、何かしらの異常に対応するために迅速な対応をすることが大切になります。

 

すでに、二番茶の収穫に向けてのお茶の樹・茶畑の作業は、基本的なものはほとんど終了しました。今後は、しっかりと芽やお茶の樹・茶畑の様子を観て行きたいと思います。